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17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
Y染色体を持つことと♂であることは区別して欲しい,
By patella (千葉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Yの真実-危うい男たちの進化論 (単行本)
染色体解析、性決定のの最新の話、と思って読み始めたのですが、染色体、というよりは雄(というか男性)についての本でした。「Yを持つということと雄であることは同義ではないのに、混同されているのではないか」ということが読書中ずっと気になり続けました。この本は各章のタイトル(プロローグ 女になりきれなかった男、第1章 男はできそこない、など)を見るだけでも、Y染色体についてというよりはむしろ男について、まとめたかったのでは、と思われます。 確かにヒトはじめ哺乳類では♂XY(いわゆる♂ヘテロ)タイプなので、雄は雌に無い染色体、すなわちYを持っています。しかし、雄が必ずメスにない染色体を持っているわけでもありません。鳥類は雌が雄に無い染色体(=W)を持つ♀ヘテロ型です。さらに違う性決定タイプの生物もありますが、要するに「Yをもっていることが雄の特徴」と言ってしまうと、もう少し普遍的なものを見逃してしまい、間違った結論に向く危険性もあるのではないでしょうか。鳥類であるクジャクの例を引いてY染色体に関連させるとおかしなことになってしまう恐れがあると思います。 とてもたくさんの実験報告を引用し、わかりやすく書かれていますが、それぞれの説明が短くて唐突で上手く繋がっていない所が多い気がします。分子生物学的な知見、社会学的な、人類学的な知見、と幅広い情報が集められていますが、「Yという女にはない染色体に起因するもの」「男である=精子を作る性に由来するもの」「社会、文化に由来するもの」をもう少し整理して論を進めて欲しかった、と言うところです。 著者はYを持つ男性です。
26 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
Y染色体を持つ人も持たない人も必読です,
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レビュー対象商品: Yの真実-危うい男たちの進化論 (単行本)
生物学的に、「男が女の出来損ない」だというのは良く言われる話なので知っていたが、ここまでいろいろな情報を集めた本は今までなかったと思う。生物学的にだけでなく、社会学的な例も取り上げて広く「男女」について書かれた良書。人間以外の動物の例や、最新の遺伝学に基づく話も興味深い。 また、著者のユーモアあふれた語り口が、ともすれば退屈になりがちな科学的な話も面白く読ませてくれる。 出版社が専門書などを出版しているところでもあり、読む前に「難しい進化論の話かな?」と思って敬遠してしまったら大損。だまされたと思って読んでいただきたい。本当にお勧め。
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
本の帯、曰く「人類半数必読の書」だそうです。,
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レビュー対象商品: Yの真実-危うい男たちの進化論 (単行本)
「テストステロン・エストロゲンの働き」から「割礼と文化」にいたるまで、性機能に関わる知識をこれほど満載した本はめったにない気がします。遺伝学的、文化人類学的見地などにに基づき、かかれているので、内容は信頼できるように思えます。著名人の名言をもとにした解説も散りばめられています。専門知識を必要とせず、楽に読めます。
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