登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
究極のパズル小説,
By 森 郊外 (大阪市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Yの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫)
本書は推理小説史上、最高の推理作品であり、究極のパズル小説だ。作者は「エジプト十字架の秘密」の中で、「わたしは○○の動機を知っていなかったし、いまこの瞬間でさえも知っていないということです。しかし、実際問題として、どれだけの違いがありますか」と、犯人が明らかになった後でさえ、探偵エラリー・クイーンに語らせている。それは、作者が推理小説をパズル小説として位置づけ、動機の解明など二の次としている姿勢を表している。そして、その姿勢を実践したのが本書なのだ。 本書で犯人はヨーク・ハッターのシナリオどおりに犯行を行なうが(最後でシナリオに背くが)、犯人自身には殺人に関しての何らかの意志や動機というものを感じることはできない。 しかし実際問題として、動機は犯人の心の中にあるもので、犯人自らが語らない限りそれを本当に探り当てるのは不可能だ。だからレーンは動機については多くを語らず、とにかく犯人の条件として適合するデータを揃え、そのデータから唯一無二の犯人を探り当てるのだ。 だからこそ、本書は本格推理小説の王道であるパズル小説No.1として常に称えられ続けてきたのだし、パズル小説である本格推理小説が支持され続ける限り、今後もその賞賛は続くことだろう。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ミステリ初心者にもお勧め,
By stanly (千葉県 Japan) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Yの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫)
レーン四部作はどれも傑作ぞろいですが、一番面白い作品はどれかと聞かれたら迷わずこの作品をあげます。というのも、作品の出来はもちろんですが、どうも雰囲気に欠けるクイーンのアメリカ式ミステリにしてはとても設定が英国風、登場人物は癖のある人物ばかりで、名探偵ドルリイ・レーンの魅力が惜しみなく出ている、つまりこの作品は最初から最後までとても劇的なのです。 しかし、本格ミステリとしてこれが一番かというと、そうとは断言できません。国名シリーズの傑作に比べれば推理の完成度は劣り、"推理小説”として読むのなら他にも良い作品がいくつもあると思います。 犯人については、簡単にわかる方とそうでない方がいるよう。私は謎解きのちょっと前に考えてやっとわかりましたが、それでも意外で十分満足できるでしょう。
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
古典的な名作,
By
レビュー対象商品: Yの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫)
ミステリー小説は好きでかなり読んでいるが、実はエラリークイーンを読んだことがなかった。ただ、有栖川有栖の作品を数冊読んで、彼がエラリークイーンを また、本屋でたまたまミステリーの傑作選の雑誌があり、”Yの悲劇”のさわりを読んで、続きが読みたくなり、購入した。 慎重に読み、犯人を推理したが、まるで外れてしまった。 プロットに対して大小の伏線が網の目のように張られている。 これほどのものが戦前に書かれていたとは、いままでなんで読まなかったのだろうと思った。 日本では評価の高い”Yの悲劇”だが、海外ではそれほどでもないらしい。他の作品の方が高いらしい。 やはりスタンダードは現代でもひとつも色褪せなかった。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|