登録情報
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| 1. I Will Say Goodbye |
| 2. Dolphin Dance |
| 3. Seascape |
| 4. Peau Douce |
| 5. Nobody Else But Me |
| 6. I Will Say Goodbye (Take 2) |
| 7. The Opener |
| 8. Quiet Light |
| 9. A House Is Not A Home |
| 10. Orson's Theme |
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最も参考になったカスタマーレビュー
114 人中、107人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
涙がでるような美しさに彩られた「SEASCAPE」 ,
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レビュー対象商品: I Will Say Goodbye (CD)
ビル・エヴァンスは麻薬の常習により健康を蝕み、50年という短い生涯を終えるわけですが、この『I Will Say Goodbye』は、彼の最後の輝きを放ったアルバムです。この3ヶ月後に録音した『You Must Believe In Spring』と共に晩年の傑作という意味では、多くの方の賛同を得られると思います。 エヴァンスは耽美的だと評されています。3曲目の「SEASCAPE」のように、ガラス細工のように繊細で、細部にまで美しさを散りばめたような演奏は他のジャズメンはもちろんのこと、エヴァンスによる過去の録音の中にもなかなか見つけ難いです。この抒情的な演奏は何回聴いても飽きるということはありません。それほど深い精神性をたたえています。もしまだ聴かれていないようでしたら是非聴いて欲しい演奏です。 このアルバムの収録前後、元の妻エレインは地下鉄へ飛び込んで自殺し、兄も銃で頭を打ち抜いて自殺するという悲劇が相次いでエヴァンスを襲います。そのような精神状態の中で収録したこれらの演奏の中に、心の安住を求めるのは当然でしょう。 「I Will Say Goodbye」、「Quiet Light」、「A house Is Not A Home」など美しい曲が数多く収録されているのは、ピアノを演奏することで繊細すぎる彼の精神のバランスを図ったとのだと推測します。それによってこれだけの美しい作品を今聴くことができるわけですが。 1960年代前半のラファロ、モチアンとのトリオの美しさとはまた違ったエヴァンスの素晴らしさを感じることができるアルバムだと言えましょう。
44 人中、40人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
晩年の傑作,
レビュー対象商品: I Will Say Goodbye (CD)
Evansは晩年に円熟味に溢れた作品を沢山残してるが、この一枚が一番秀作だと思う。まず切ないほど美しい、「I will Say Goodbye」と「Seascape」。 音から人情味があふれでて、温かい気持ちになれる「A House Is Not a Home」など 名曲が沢山はいってます。 でも僕が一番好きなのは「THE Opener」なんだよなー。ラファロやモチアンの時のコンビと 比べれば、確かにひけをとるかもしれないが、Gomezの、なめらかで伸びるようなベースプレイとZigmundの覇気のあるドラミングとの組み合わせもなかなか良いです。 後期は悲しい曲調が多いEvansだが、やっぱり彼が一番やりたかった音楽は、openerみたいな 三者三様の躍動感あふれる曲なんだと思う。 あとジャケットの画がいいよね。始まりとも終わりとも取れる画が・・・・・・
54 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
知性とセンチメンタルの溶解点,
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レビュー対象商品: I Will Say Goodbye (CD)
ビル・エバンスを語る場合、ややもするとスコット・ラファロとのコラボレーション4部作に集約し、その後の音楽人生をそこからの展開、もしくは踏襲という見方をしてしまう嫌いがないだろうか。僕自身60年代初頭のエバンスの完成されたインター・プレイを評価するあまり、晩年の耽美的過ぎる彼の世界とまともに向き合っていなかった。しかし、You Musut Believe In Springと出会い、晩年のエヴァンスの深い精神性とどこまでも探求していく姿に感銘を受けた。そしてこのアルバムはそれに勝るとも劣らないいわば知性とセンチメンタルの溶解点を示すバランスの取れたエバンスの晩年の到達点だと感じた。I Will Say Goodbyeの比類なき美しさ。Dolphin Danceのリリカルで楽しいリズム。Nobody Else But Meの軽快さ。そしてエバンス自身のオリジナルOpenerのアグレッシブでドライブの効いたタッチなど随所に魅力が詰まっている。このアルバムのもう一つの魅力はジャケットのすばらしさにある。夜明けかトワイライトの陸橋を走る一台の古めかしい車。それはまさにWay(人生)そのものを暗示する象徴的なイメージである。センターラインが二本延び、空の果てまで続いている。すべてのものに終わりがあるが、そこにこめられた精神は永遠である。彼の兄の死へのレクイエムであるとともに彼自身の遺言のように思えてならない。そうI Will Say Goodbyeこそビル・エバンスの最期のメッセージなのだ。
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