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最も参考になったカスタマーレビュー
60 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
数式の無い専門書,
By 松下重悳 (東京都八王子市) - レビューをすべて見る 一般読者向けの平易な物理の解説書と見ると間違える。数式こそ無いものの骨のある内容は高度かつ広範で、恐らく専門家が読んでも退屈しないであろう。著者が1999年に提唱して有名になった2つの4次元世界が歪んだ(Warpした)5次元世界をサンドイッチにしている物理モデルの解説を学ぶ本と見ても間違える。500頁の厚い本の中で、それは最後の100頁にやっと出てきて探偵小説の解決部のようだ。著者は、Newton以来の3百年間、世界の物理学者が何を考え、何が矛盾として残り、それをどう解決しようと試みたかを、著者の広範な科学史の知識と学界最先端の諸説の的確な理解を以って、正確に解説する本を書きたかったに違いないと、読み終わってから得心した。 重要点が何度も表現を変えて説明してあり、豊富な比喩が挿入されているのは、初心者には親切でもあり、専門家には若干冗長でもあろう。但しスキップしてよい部分はきめ細かく丁寧にそのように指摘してある。また各章冒頭で「不思議な国のアリス」に擬えた童話を導入部としており、初心者に親しみ易くという努力が光る。 だから、まず英語で読めることは前提だが、最新の物理学の動向のあらましを理解したい初心者から専門家まで広い読者、但し真剣な読者に歓迎される著書である。ただ、例えば素粒子の分類一覧表とか、もう少し図表を充実してくれるともっと初心者に判り易かったと思う。
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ようやく和訳が,
By 向山信治 訳 です。 邦訳のほうには、向山信治さんの注釈がついているので、これが 参考になります。ランドール博士の理論が失敗に終わったと言う話を ご存知の方もいると思いますが、補正理論があるようで、そのへんの 説明があります。
19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
平易な表現ではあるが中身は難解,
By 学生時代(1980年代)に読んだ素粒子理論の知識を元にして読むと、紐理論、多次元宇宙、歪曲宇宙等、多くの項目について、寓話や比喩を用いて平易な文章で語られているのではあるが、概念やそれぞれの関係が掴みづらく、もやもやとしたものが雲のように残った気がする。 しかし、それは著者の責任ではなく、実験でも検証されていない仮説で論理を構築している現代の物理学を語るのが、それだけ難しいという査証でもある。 その意味では、一番新しい、そして今後その成否が証明されていく物理学の最先端の臭いに触れることができるということだけでも十分に本書の意味があると思われる。
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