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141 人中、136人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
旧版との比較,
By 伊東 加づ也 (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (ShoPro Books) (単行本)
作品内容そのものの説明は旧版のレビュー等を参照してください。旧版と比較した点だけ、箇条書きでいくつかあげたいと思います。 ・本編の翻訳に関して、新旧でほとんど違いはありません。パッと見て目立つのは、 旧版が叫び声やかけ声も訳していたのに対し、新版はそのまま使用しているくらいです。 例)旧版「ぎゃあぁぁぁ!」 → 新版「AHHUGHH!」 ・旧版の冒頭にあった序文「ウォッチメンとその時代」に相当するものがありません。 刊行当時の時代背景も重要な作品だけに、何か解説を入れてもよかったのでは。 ・旧版にあった冒頭の登場人物紹介、巻末の年表がありません。 その代わり、両方ともに折り込みのペーパーにて簡単に紹介されています。 ・旧版巻末にあった解説「The Annotated Watchmen ストーリー補足」は未収録です。 全編にわたって散りばめられた細かな情報・伏線が解説されていただけに、残念。 ・新版はムーア、ギボンズ両名の覚書、制作時のスケッチなどが収録されています。 48ページとあって見ごたえ・読み応えはなかなかのものです。 ・ケースはシンプルなデザインですが個人的にはカッコイイと思います。 オビにある岡田斗司夫の言葉はちょっと的はずれな気がしますが。 現段階では、以上の点が新旧の違いとして比較できました。 新版だけ読んでも、問題なく本作の面白さ・ズバ抜けた構成力が分かると思うので、 今回新たに復刊された価値は十分にあったと思います。 ただ、映画の影響でアメコミを読み慣れてない人も手に取るかもと考えると、 やはり旧版のようなストーリー解説も入れてほしかった…というのが個人的な感想。 この点だけマイナス1しましたが、『WATCHMEN』自体の価値を貶めるものではありません。 今まで大勢の人が“読みたくても読めなかった”だけに、ぜひ読んでほしいと思います。
22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
解説について,
By delirium (象牙の塔) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (ShoPro Books) (単行本)
作品の価値は非常に素晴らしいものです。入り組んだ話と当時の情勢について理解の一助としてメディアワークス版で掲載されていた解 説は、原作者アラン・ムーアの「原著に一切の変更をくわえてほしくない」との意向の為掲載 不可となったとのこと。 が、訳者の方々が独自に詳細な解説ページ『PlanetComics.jp出張版「ウォッチメン」特集サ イト』を作成しておられますのでそちらも参照しながら読まれる事をお勧めします。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
その濃密さに感動、凄い、只者たちじゃない!,
By
レビュー対象商品: WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (ShoPro Books) (単行本)
1章がだいたい30ページ前後で、それぞれ終わりから4ページぐらい文章が続く。台詞(モノローグを含む)は結構な文章量で、1章読み終えるのにおよそ一時間ずつかかったので、小説を読んでいるのとそう変わりがなかった。群像劇で、歌舞伎みたいに襲名する登場人物がいて、時系列がシャッフルされているので、そういうノリに次第に慣れていくと、その緻密な複雑さが逆に病みつきになっていくタイプの読み物だと思う。登場人物一覧と作中事件年表がページの中ほどに挟み込んであるので、それを参照しながら読み進めていった方が物語の方向性を把握しやすいと思う。昔、繁華街に同名の家電量販店(但し単数形)があって、何の先入観もなしに本書のタイトルと向き合うことができなくて、日本語に訳すとどうなるのだろうと思っていたら「見張り」でした。件の電気屋は語呂の良さでネーミングしたのだろうけれど、それを採用する前に辞書は引かなかったのか、引いても「別に良い」と判断したのか。時間に余裕があるなら再読すると伏線の妙に酔いしれながら、さらにその世界を満喫できると思う。
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