フリッツ・ライナー指揮シカゴ響によるヨハン・シュトラウス2世の作品を中心とした
ウィーン関連の名曲を集めたものです。1957年4月と1960年4月に録音されており、
曲目は以下のとおり。
J.シュトラウス2世:ワルツ「朝の新聞」08:00
J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲07:31
J.シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」08:04
ウェーバー(ベルリオーズ編):舞踏への勧誘08:51
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「オーストリアの村つばめ」07:29
R.シュトラウス(ライナー編):歌劇「ばらの騎士」ワルツ08:33
J.シュトラウス2世:ワルツ「ウィーン気質」08:50
J.シュトラウス2世:ワルツ「南国のばら」08:38
J.シュトラウス2世:トレジャー・ワルツ08:03
J.シュトラウス2世:ポルカ「雷鳴と電光」02:48
贅肉なしの快速テンポで貫かれ、優雅さは稀薄で厳しく統制され、音楽だけに純化
された演奏です。シカゴ響のアンサンブルは見事です。高度な技量と表現力、一糸
乱れぬ集中力と凝縮力で勝負しているような演奏です。
なお、皇帝円舞曲は快速テンポで、かつカットがなされてので演奏時間がかなり
短くなっています。ばらの騎士ワルツもライナーが組曲版を約1/3にカットした
もののようです。かつてエリザベート・シュヴァルツコップが「無人島に行くなら
このレコードを持っていきたい」と言って絶賛した演奏とのことですが、彼女は
この演奏のどこに最高の魅力を感じたのでしょうか。