巻をかさねる毎に「次はどうなるのかな?」と自分なりにしてみるのですが
良い意味ではずれてくれるのが小気味良いです。
大きく外れてくれるたび、作者さんの作品が大好きになります。
あと1年待つのか・・・と思うとどうにもじれったくて
連載WEB本を覗いてみたりと わくわくするような待ち遠しさ
大人になっても話のカケラだけでも欲しい!と激しく思う本は久しぶり
読み終えたらどこか禁断症状にも似た渇望状態です。
シリアスで底なし沼のようにダークな作風かと思えば
笑いをこらえるコミカルな部分や
人と人との純粋で誠実なあったかい陽だまりのような好意など
の表現はほんとうにお上手
時代背景の設定やしきたり、ささいな小物も描きこまれていて
一コマすらも見逃せないです。
ほとんど出番がないような使用人一人一人の設定もきちんとされている様にも思え
どこでだれが化けるのか・・・とも楽しい先読みをしたりして
物語に浸りきってしまいます。
一番密度濃く1ページを描かれているのは
お口直し的な 巻末書き下ろしなのですが
・・・これも楽しみで。
今回2作ある内の「グレンさん」の
グレン夫人の修羅のような顔が大爆笑!
いつもとろんとした笑顔を絶やさないだけあって
たった一コマなのに凄い威力です。
といいましょうか、巻末の3ページくらいのお話を
1冊にしても十分楽しめそう。
それだけキャラクターが立っていて魅力的に思えます。