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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
UFJ再編劇の途中経過,
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レビュー対象商品: UFJ三菱東京統合 (単行本)
この本を読むにあたって、まず前提条件として頭に入れておかないといけないのは、UFJをめぐるメガバンクの再編劇はまだ終わっていないということです。今後の統合比率の発表、株主総会、そして統合した後の組織改変とその実際の運用など、この再編の真価を図る要素はまだまだ沢山あり、むしろこの本に書かれているのはその序章だと言えます。 この本を通じて知ることが出来るのは、UFJとMTFGが統合に至る過程、またそれを阻止しようとするSMFGの駆け引き。そしてその前提として、UFJがなぜ自主再建を断念せざるを得なかったのかという2点です。 3章以降で、今後の日本の金融業界についての予測が書かれていますが、これはいままで議論が尽くされた範疇を超えないものだったので、このような記事に紙面を割くのであれば、もう少し他の内容を書いて欲しかったなと思います。 この不満は、あくまでもこの本が、再編劇の途中で書かれたものであるから仕方ないのですが、、、
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
果てしない銀行合併、救済と覇権と規模拡大と。,
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レビュー対象商品: UFJ三菱東京統合 (単行本)
欧米も日本も銀行の歴史は合併の歴史。1965年当時の都市銀行は15行(協和・神戸・埼玉・三和・住友・第一・太陽・大和・東海・東京・日本勧業・富士・北拓・三井・三菱)。その後第一勧業や太陽神戸の誕生があり、1980年当時のTOCS加盟7行、SICS加盟6行の計13行体制だったのが懐かしい。バブルを経てみると4つのメガバンクに大集約、そして本書はUFJグループと三菱東京FGのスーパーメガバンク誕生舞台裏ということで非常に参考になった。その中でも最も興味深い部分は第2章の「UFJはなぜ追い込まれたか」だ。元々関西勢(三和・住友・大和・神戸)は基本的に個性が強い。特にその筆頭が三和であったと思う。ダイエーを抱えての金融庁検査では対決姿勢鮮明で強烈な反発だ。金融庁の主張を認めれば、引当金積み増しで三割ルールにも抵触し、トップの辞任に至る。三和は必至だ。一方で銀行にとって「業務改善命令」は鬼より怖い。処分で、違法行為の「検査忌避」だけでも最悪だが、「中小向け融資の実績嵩上げ」、「経営健全化計画の利益水準未達成」、「業績修正と決算との大幅乖離」と重なれば前代未聞だ。もう一つの大きな問題は合併による旧行間対立と合併比率による人事だ。合併では必ず起きる問題だが、三和と東海は酷い。本部中枢は当然に三和で固め、東海地区の侵食もすごかったと推測できる。その戦争には東海地区の取引先も大きくとばっちりを受けただろう。この行内融和の失敗も三菱東京FGとの合併に至る一因だろう。いずれ本書の続編が出る時には、このスーパーメガバンクの業績もさることながら、三菱、東京、三和、東海のモザイクの中で役員や一般行員の人事政策の様子が最も気になる。
5つ星のうち 3.0
こんなものか,
By ドア子 (東海地方) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: UFJ三菱東京統合 (単行本)
日経の記者の方々の本ですが、新聞記事を集めたという感じです。ただ、さすがに視点、構成は大変分かりやすく出来ています。 やはりこの手のものは、一人の記者が湛然にもっと人間に迫ってねちっこく 書かれたものの方が迫力はあります。 一つの資料としての本だと思います。新聞スクラップのような感じで活用。
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