この漫画は何気に丁寧に作られています。
ストーリーは良くも悪くも適当なんですが、お色気がメインであることを
両先生が自覚しているためか、お色気の邪魔になる要素を徹底的に排除し、
自覚的に「軽い」作品になるよう、かなりの注意が払われています。
決して好感度を損ねないリトの立ち振る舞いに、三角関係にありながら
ギスギスしないララと春菜の関係、寛容で許容度の高いリトの家族など、
「読んでて疲れないやさしい雰囲気」を漂わせ、読者がお尻とおっぱいに
集中して心行くまで楽しめるよう配慮されています。長谷見先生の仕事は
とても丁寧です。
また、黒猫では惰弱極まりなかった矢吹先生が、打って変わって(エロい
方向で)攻撃的な表現スタイルを発揮しており、水を得た魚のように
活き活きと仕事をしています。矢吹先生の仕事も完璧です。
2巻の個人的な白眉はギ・ブリー戦決着時のエピソードで、この一話で
リト&ララの好感度をグッと引き上げ、リトがララに心理的に接近する
きっかけを作った流れが見事。
唯一、台風を気合で吹き飛ばすエピソードの必然性が分からないのが
マイナス点ですが、それでも星5つ。