稀代のボーカリスト、スティーブ・マリオットの歴史を総括する、入魂のコンピ。いやぁ、いい仕事してます。お見事ですよ、このセット。
1枚目はスモール・フェイセス、2枚目はハンブル・パイと、魂のシャウトが炸裂する、お馴染みの黒いボーカルが堪能できる。もちろんこの時代(パイ時代は特に)、それぞれCD1枚で収まりきるはずもなく、あれもこれもと言い出したら切りがないものの、入門偏としては過不足の無い編集だ。
3枚目もソロ活動をうまくまとめていて、なかなか入手困難な音源や、死の直前のフランプトンとのセッションなど、マリオットのファンなら興味をそそられる音源がズラリ。そう、このコンピ、リマスターで音もよくなっているし、初心者から上級者まで必携のアイテムなのだ。
それにしても早い死が惜しまれるねぇ。ポール・ロジャース、ロッド・スチュアート、ロバート・プラントなどと並び称されてしかるべき才能だったと改めて実感。