いつも通りの展開。ただし今回は戦い少な目。スペンサーシリーズで期待しているのが会話だという人、またそれっぽい人々のそれっぽい演技だという人は、変わらずシリーズの芸を楽しめる。
一点、気になるのが後ろカバーの文。「妻たちが一人ずつ死んでいく」とあるが、そんな内容はない。なんでこんな文が書いてあるのか不明だが、日本語版のときに直るといいなあ。
なんとなく寂しい読後感が残る作品。いつもなら事件の原因人物が殺されるかどっかにいくのだが、今回は違う。スペンサーも事態を上手く解決できないし、新しい事件を友人たちの協力があっても止められない。
なんだかもう仕事を続けられないプロ(スペンサーだけでなくアカサギやらバウンサーやら)の姿が描かれたようで、寂寥感に捕らわれる。
最後の事件にいたるまでは、いつも通り。