伝説のプログレッシヴ・デスメタル・バンドCYNICの後継バンドだったPORTAL時代のデモの再発作品。
オリジナルは'95年に発表された10曲入りデモになる。その後'10年のCYNICの復活ツアー時に会場で売られていたようだ。
本作もデジパック盤は世界限定5,000枚とのこと。
内容だが、女性ヴォーカルを核にすえたプログレ・メタル。今風ならOPETH辺りに近いだろうか。デス声なし、高速ブラストなし、重量感のあるリフやリズムは皆無。復活後のCYNICにも近い音ながら、それよりももっとメランコリックでゴシックなテイストが強め。
シンセ・ギターや空間エフェクトをふんだんに使用したアルペジオにテクニカルなドラムと動き回るベースが絡み、ヴォーコーダーを通したヴォーカルと女性ヴォーカルが絡む作り。フュージョンにアンビエントが混ざった末にプログレで無理に消化したような凄まじいゴッタ煮感があるが、まあ既存のCYNICファンなら受け入れられるだろう。ただ、この内容で'95年当時CYNICの後継ですと言われたらさすがに拒否したかも。