淡い色調の絵は、強くあろうとしながら心細さを抱えた主人公の姿をうまく描き出している。ただし、人は孤独でなくとも寂しいものだし、寂しいからといって孤独であるとは限らない。主人公は自分が内に抱えている孤独に無意識だ。しかし孤独とは、大切に心の奥に抱えておいて、掌で愛でることができるものである。寂しさがなにかによって埋められたとき、孤独を抱えているからこその豊かな人生がもう一度始まるのかもしれない。(み)
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おばあさんは、名前で呼びかけるお友達がなくなってしまうことに耐えられません。そこで家や、車や椅子やベッドなど、自分より長生きしそうなものだけに名前をつけて、呼んでいます。
ある日、お腹を空かせた子犬がやって来ました。おばあさんはハムをやり、「お帰り」と言います。帰っていった子犬は、翌日またやって来ました。毎日子犬に食べ物をやって、毎日「お帰り」というおばあさん。決して子犬に名前を付けてやりません。もしかして自分が子犬より長生きしてしまうかも知れないので、名前を付けて飼いたくなかったのです。
何ヶ月も経って、もう子犬ではなく犬になりました。そしてある日、犬はやって来ませんでした。一日中待っていたおばあさんは....
老いることの孤独、寂しさから逃れるための自己規制。でも本当はありのままに生きることこそ、生きる充実感を感じられるのだ、と教えてくれる絵本です。大人のために書かれた絵本なのではないでしょうか? 表紙から分かるように、丁寧に描かれた水彩画はカラフルで美しいものですが、漫画のようにデフォルメされているところが、この本を心温まるものにしています。
What's interesting to me about this book, it's one of the few children's books that don't have any 'children' characters. Basically, it's the story about a lonely woman finding a dog, but, like all great books, there's all kinds of other things put in on top of that - old age, death, the memory of good friends and the lesson that you have to be willing to risk and lose in order to love and be happy.
Cynthia Rylant has written a very special book here and I urge you to get this book. You will not be disappointed.
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