登録情報
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| 1. Allentown |
| 2. Laura |
| 3. Pressure |
| 4. Goodnight Saigon |
| 5. She's right on time |
| 6. Room of our own |
| 7. Surprises |
| 8. Scandinavian skies |
| 9. Where's the orchestra |
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どうしても「Good Night, SIGON」の重苦しさが目立ってしまい、ファンの間でもややもすれば敬遠されがちなアルバムですが、実際には、これまた重いテーマの「Alentown」でさえ、歌詞を無視してしまえば結構ポップな曲です。
いまだに人気の高い「Pressure」の方が、歌詞的には「病んでいる(救いがない)」ともいえます。それをむしろ「ポジティブ」に聴かせてしまうところこそが、彼の力量の「完成」の証ではないでしょうか。
タイトルの「ナイロンカーテン」を米ソ冷戦時代の象徴的な言葉である「鉄のカーテン」に対したものとみなし、政治的メッセージ色を論じられることが多いですよね。
しかし、ジャッケットの個性のない同じ家が立ち並ぶ風景が示す、「大量生産・大量消費」を善しとしてきた資本主義社会の象徴としての「ナイロン」、そしてそれが如何に薄っぺらなものでしかないか、だから「壁」ではなく「カーテン」としたのが本意だったのではないでしょうか。
ここに至るまでにBillyが築き上げてきた音楽的技量とセンスを最大限に奮って、ようやく彼自身(あるいは同世代のアメリカ人全て)が人生において背負ってきた未解決の問題・テーマを表現して見せることができたのだろうと思います。
一方で、そうやって「吐き出して」おいて、次作「イノセントマン」で思う存分50年代へと「現実逃避」をするあたりが、彼のユーモアなのかもしれません。
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