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その宮地さんがもっとも入れ込んだ取材対象であるマイケル・ジョーダンに関する取材の集大成として、時系列ごとに追ったマイケルの現役生活と、Number誌に掲載された有名なインタビューや記名記事、引退会見の模様を再録したものが本書です。前半三分の一が最初の引退まで、全体の半分を割いて二度目の3連覇時代、残りをウィザーズ時代とインタビュー等といった構成。
Bob Greene のHang Time, Rebound のようにジョーダンと個人的な関係からできた本でなく、あくまでジャーナリストとスポーツ選手の関係から逸脱していない本書は「いま明かされる衝撃の事実」なんてこととは無縁で、あの時代をリアルタイムで経験した人間には知っちゃったことばかりではありますが、こうやって体系的にまとめられると史料的価値はもちろん読み物としてもジョーダンの凄さを再認識できましたね。とくに二度目の3連覇時に関する内容は私が知る限りベスト。おそらくこれ以上のものは今後も出てこないでしょうね。
ジョーダンの時代をリアルタイムで経験した人にも、新たなファンにもひとしくお薦めできる好著!
あえて言えばジョーダンのインタビューは原語でも読みたかった、というのは贅沢かな。