登録情報
|
類似した商品から提示されたタグ(詳細)関連タグ(この商品に近い関連キーワード)を追加する++最初のタグになります
|
なぜ行動できないのか。著者は、知識を持つ人は多いが、行動からしか得られない本当の知識を持つ人は少ないという。優れた企業では平凡な人たちがすばらしい成果を上げている。これは、彼らが行動を通じて本当の知識を体得しているからだ。反対に、優秀な社員をたくさん雇いながら、成果の上がらない企業もある。それは、優秀な社員たちは知識をたくさん持っているが、行動から得た本当の知識は持っていないからなのだ。
社員を行動に向かわせるのは、現場主であり、失敗を許し恐怖感を与えない組織であり、社内での競争ではなくライバル会社との競争であり、結果でなくプロセスを評価することだと言う。そして、長期的な経営ビジョンであり、情報共有であり、OJTであり、チームワークと人間尊重であると言う。短期的な業績や株価の向上を求める投資家たちは、行動を促すことの阻害要因とされる。行動する前にいくら議論しても、単なる知識を超えるものはできないから、まず行動して、行動から得られた本当の知識をふまえて戦略をつくるべきだという。
これは、これまでの日本企業、日本経済の発展を支えてきた基本的考え方にほかならない。ところが、このところ、日本企業でも、経営戦略やマネジメントの再構築などといった、知識をもてあそぶ人がもてはやされ、現場が軽視される風潮がある。これでは、現場は行動しなくなるのではないか。最近起きている、品質をめぐる不祥事は、その前触れではないか。日本企業の抱える最大の問題点がここにあると云っても過言ではあるまい。
われわれはもう一度、この本を読んで原点に立ち返らなければならないのではあるまいか。
実際にaction面で示唆に富む内容にまで落とし込む為には、この問題は経営組織論を超えて一人の経営者としてどうするか?という視点から論じられなければならないだろうから、経営組織論者の著者にそこまで求めるのは理不尽かもしれないが、マネジメントを日々実践している実務家がヒントや指針として欲しいのは、まさにこの部分だと思うのだが・・・。・・・そういう意味では、こういう具体的な経営陣の指針になるようなヒントは、turnaround managementのような分野の本で、且つ(経営としての一般論を論じた著書ではなく)経営者として何をすべきかを論じた本をあたるのが良いのかも知れない。
私の勤めている会社もしかり、現在このギャップを埋めるでく、問題点の気付き、そして、その問題点をどう解決していくかという戦略目的とその成功要因を追求しています。
|
|
|