不況・リストラの嵐、時代潮流に応える本書である。死活問題の渦中に在る方々に読書の余裕があるとも思えないし、著者がブラックユーモアで断り書きをしているが、本書に触発されて辞表を叩き付けても誰も責任をとってはくれません。しかし読了後には、現在の「仕事」に不満が有ったり失職している方、はたまたヤリ甲斐を持って仕事に忙殺されている方にも一読の価値はあるかと。「仕事」というモノを一歩退いて観る余裕が出来るかもしれません。本書はくだけた語り口で、仕事のモラルについて、またすばり「失業」にも言及していますが、生き方そのものに幾つかのヒントを提示しています。著者はカナダ在住のビジネスコンサルタントですが、「禅」思想を理解しており日本人にもなじみやすいでしょう。