この本は1985年の出版で、82~84年頃のドラッカーの色々な論文を一冊にまとめたものです。大きく章をECONOMICS, PEOPLE, MANAGEMENT, THE ORGANIZATIONと分けられていることからも判る通り、マネジメントオンリーの本ではありません。私は最初に読んだ「はじめて読むドラッカー」三部作の次にこれを読んだのですが、逆にマネジメントオンリーの本ではなかったことから、「はじめて読む」の際に漠然と理解した、イノベーションから生じる社会の構造的変遷、さらに演繹される会社・マネジメントのあり方、というドラッカーの考え方をより理解することができたと感じました。
個々の論文で打ち出されている整理は、そのへんの評論家でも真似することができるでしょうが、確実に整理を積み重ねてきた実績を知ることで、ドラッカーはやっぱり本物なんだと理解できます。(ハズレもあるよと自分でも書いていますが...)