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The Fourth Protocol
 
 

The Fourth Protocol [ペーパーバック]

Frederick Forsyth
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

一九八七年、〈オーロラ計画〉がスタート。ソ連最高首脳の指揮下、極秘の兵器を用い、西側世界転覆をめざす戦慄の大陰謀とは? 『悪魔の選択』から構想五年、再び近未来を舞台に大スケールで描く衝撃作。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

「オーロラ」計画は始動した。イギリスに潜入したKGB工作員のもとへ、世界各地から伝令が集結しはじめた。彼らの任務は、ある兵器を組みたてるたれの部品を、巧妙なカムフラージュを施してイギリス国内へ運びこむことだった。その頃、機密漏洩事件を調査中のMI5は、まったく意外な事実をつかんでいた。それは「オーロラ」との初めての接点だったのだが…。「悪魔の選択」に続き、再び大スケールで描く巨匠フォーサイスの力作。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • ペーパーバック: 464ページ
  • 出版社: Bantam; Reissue版 (1985/8/1)
  • 言語 英語, 英語, 英語
  • ISBN-10: 0553251139
  • ISBN-13: 978-0553251135
  • 発売日: 1985/8/1
  • 商品の寸法: 10.7 x 2.5 x 17.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 洋書 - 99,474位 (洋書のベストセラーを見る)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By darwin
形式:ペーパーバック|Amazonが確認した購入
奥の深いスパイ小説です。物語の中心線は、ソ連(ロシアではありません)が英国に親ソ政権を作るために画策したテロ計画を英国情報部が未然に防ぐというものですが、単にスパイ探しで終わるのではないところが、 Frederick Forsythの凄いところです。出だしは場面が英国とソ連の間を行ったり来たりするので登場人物の関係を押さえるのに一苦労します。しかし、いつの間にかお決まりのスパイ探しに引き込まれて行き、英国当局によって間一髪のところでテロが避けられ、めでたしめでたしと思いきや、とんでもない逆転劇に読者は驚かされることになります。予想外の交渉が読者の知らない間に物語の裏で英国とKGBの間でなされていたのです。そこで、物語の最初に登場した人物達の関係がパッと手品の種明かしのようにはっきりして来ます。「アー!やられてしまった」という感じです。物語の設定が米ソ冷戦時代なので、少し古い感じもありますが、今でも国際政治の現場ではこのような駆け引きが繰り広げられているのであろうという感を強くする作品です。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By recluse VINE™ メンバー
形式:ペーパーバック
forsythの作品はいつも現代マーケティングの見本とも言っていいほど、綿密に作られています。彼の政治観、時代への関心、そしてアメリカ人に対するイギリス人のコンプレックスに由来するであろう根拠のない優越感、これらの要素が見事なまでにマスの読者に受けるように組み合わされています。この要素のどれかひとつがアンバランスに肥大化してしまうと、低俗化したり、逆に普通の読者には理解不能となり売れないというリスクがありますが、彼のすごいところは、いつも75点以上の合格点を出すところです。もっともあまりにもその時代のマスの選好をターゲットとしているため、どうしても時代性の刻印を帯びてしまいます。この作品はもう今では思い出すこともできない1980年代前半の欧州情勢がその背景をなしています。それはアメリカのパーシングIIの欧州配備に対していわゆる反核運動(die in覚えてます?)が欧州の一部でかなり盛り上った状況を背景としています。そして英国労働党にもソヴィエトの第五列とも言うべき左派が暗躍しています。その中で、ソヴィエトは工作員をイギリスに潜入させ、ある事件を英国内で起こすことを計画します。この計画にはいくつもの目的が隠されています。kill the two birds with a single stoneというわけです。ここから先は現物をよんでもらうしかありません。結末は、著者一流の皮肉ですが、まだ当時の英国ではこのような皮肉がそれなりにリアリティを感じさせたのかもしれません。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 青頭倶楽部 トップ50レビュアー
形式:文庫
著者には何の責任もないことなのだが、なぜこのような題名にしたのだろうか。原題は
"THE FOURTH PROTCOL"なので「第四の議定書」が正しいだろう。これだと読者に
あらぬ誤解を招く恐れがあるんではないかと。1967年に当時の核保有国・米英ソ間で
締結された核不拡散条約には四つの秘密議定書が付随しており、その四番目になる
ものが小型核爆弾の持ち込み禁止。要するにスーツケースに収まるようなものを使用
するのはやめるべってことだが、確かにそんなのをアリにしたら危なくってしょうがない
わな。もっとも"秘密"議定書なんで、果たして事実かどうかは保証の限りではないが。

保守主義者として知られるフォーサイスだが、本書ではそれがあからさまになっている
感がある。まるで労働党をソ連の傀儡みたいに書いてしまっている。そのへんがジョン・
ル・カレから「右翼作家」呼ばわりされる理由なのか。日本でいうなら、民主党に政権を
取らせるために某国が日本に核を持ち込むみたいな小説を出版するようなものである。
左の方面から叩かれること必至なので、絶対にあり得ない話だ(笑)。もっとも本書は
そんな批判を簡単に吹き飛ばしてしまうほどの完成度を見せている。とにかく物語は
最高に面白い。下巻からの追跡劇の緊張感がいい。ナイジェル卿の手練に脱帽である。
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