大統領令嬢、ちょっとエクセントリックなNoraとデートしたことから目に見えぬ糸に引かれるように危ない方向へと導かれてゆくMichael。ホワイトハウス内で発生した殺人事件。総ての状況がMichaelにとって悪い方向へと進んでゆく。set upを仕掛けたのは誰か。・・・・・ミステリー、スリラーノベルを読んでいると、四分の三も読まないうちに終わりが見えてくるものが多いんですが、このノベルはラスト十ページまで真相が見えませんでした。ストーリーの展開中にタイミング良過ぎる偶然の巡り合わせや牽強的こじつけもありませんし、犯罪に懸かる原因と代償のインバランス、登場人物の性格に照らしての行動矛盾も見当たりません。従って、ミステリーノベルとしては、超一級と評価しました。人物造形もしっかりしてますし、ホワイトハウスという特殊な舞台設定にも拘わらずぺダントリックや過剰説明に陥ることがないのも好感がもてます。・・・・・こんなノベルを書く作家ならば彼の全作品を読まなければと思ったところですが、・・・・・Meltzerって寡作なんですね。それが残念です。