いきなり香港での殺人劇から始まります。殺害現場には Jason Bourne という血文字が残されている、という幕開けです。この段階では宿敵 Carlos の仕業のように思えますが・・・。この後、香港にいた後、英国 MI6 の Special Branch にいたという、Mr. Undersecretary と呼ばれている人物 Edward McAllister が Colorado に連れてこられます。出迎えたのは、アメリカ人で Mr. Ambassador と呼ばれている政府高官の Raymond Havilland です。
Jason Bourne は前作で Carlos の追求を逃れるために、かの有名なアメリカの保護プログラムにより、別人として密かに暮らす毎日です。映画の方はどうなっているのか分かりませんが、映画と違う所は、超人的なスーパーヒーローではなく、Marie への依存度が非常に高い、実に人間的な暗殺者?なのです。本当に暗殺者なんだろうかという疑いさえ抱きます。やはり作られた偶像という感じの Jason Bourne になっています。Carlos を追い落とすための恐怖伝説が故意に作られたようにも思えます。
この話では、Marie が誘拐され、Jason Bourne は Marie を捜しに香港にまで行きます。誘拐犯から Jason Bourne の偽物として訓練された男を捕まえてくるように指示が出ます。自分と同じ手口の暗殺を実行でき、しかも若くて強靱な肉体を持っている、偽 Jason Bourne と対決するのですが、勝ち目が見えません。
話は香港と中国本土の両方で展開され、中国語の勉強をしているような所もありますが、映画との違いを楽しみながら原作を読むのもまた一興です。