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主要なテーマは、言うまでもなく、子どもの頃の著者が、どのようにして本と巡り会ってきたのかを明らかにしていくというところにあるが、それに加えて、著者独自の視点によるそれらの書物の克明な解説という面と、さらに、それらの本とともに、彼が青春時代に何を考えてきたのかを知ることができるという面も備えている。
コリン・ウィルソンに対するあるイメージが読者の側にすでにあるとしたら、この最後の面(青春時代のコリン・ウィルソン)におけるいく!!つもの意外な事実が、大部の本を最後まで牽引していく力となるかもしれない。
それにしても、人がどのようなきっかけで何に興味をもち精力を投入するのかは、いつまでも明かされない謎であろうが、著者の本に対する思いは桁外れである。しかも、その思いは、自分のもっている判断基準への信頼に裏打ちされている。有名作品への一般的な評価と、コリン・ウィルソンの下す評価のズレもなかなか興味深い。
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