TPPは農業だけの問題では無いという主張の書籍が多い中、
本著は、毒素条項や医療問題など他の問題に触れつつも
農業がTPP参加によって壊滅的な打撃を受けることを一番に強調されています。
第六章で国会での答弁を紹介されていますが、他の書籍には無く、
誰がどのような発言をしているのかチェックができて有用です。
TPP反対している農協は悪で、TPP導入にて農協をぶっ壊そうという論調もあります。
TPP導入で確かに農協もつぶれますが、TPPと強い日本の農業の両立は
この狭い国土で頑張って農地の集約化を行っても米・豪に太刀打ちは不可能で、
日本の食料主権がおびやかされることになるだろうと主張しています。
TPP導入によって農業改革を進める必要は無く、別次元で進めれば良いだけの話です。
北海道は特に壊滅的な打撃を受けることは必至です。
TPP導入によって、海外の農産物に完全に依存するのであれば、
それ自体良いことなのか悪いことなのかの議論とは無関係に、
日本の食料基地としての北海道の価値は無くなります。
我々道民の存在意義はかなりの部分で消えてしまうのです。
この問題に関して、まだ関心の無い道民の方には是非読んで頂きたいです。
TPPが日本を壊す (扶桑社新書)廣宮 孝信著
TPP亡国論 (集英社新書)中野 剛志著
国家の存亡 (PHP新書) 関岡 英之著
間違いだらけのTPP (朝日新書)東谷 暁著
を読むと更に理解が一層深まるかと思います。