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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
着眼点はよいのだが…,
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レビュー対象商品: TOYOTAビジネス革命 ユーザー・ディーラー・メーカーをつなぐ究極のかんばん方式 (単行本)
リーマンショックで明るみになった自動車業界の大量在庫。特に「ジャスト・イン・タイムを売り物にしていたトヨタがなぜ大量の在庫を?」というのは一般の方には衝撃をもって受け止められた。 つまるところ「部品を作るところから車を作り出荷するまで」は“JIT”が完璧に機能していたものの、「出荷以降のプロセスのコントロールは全くできていなかった」というのが事の顛末なのだが、それをトヨタはどう解決しようとしているか、というのが本書のテーマ。 ところがせっかくのテーマでありながら、それを十分咀嚼できていない点が非常に残念。 例えばなぜ在庫が膨らむのかという点については、Matthias Holweg、Fritz K. Pil両氏の 21世紀の自動車産業―受注生産による究極の車づくりや岸良裕司氏の「よかれ」の思い込みが、会社をダメにする―飛躍的成長を実現する全体最適のマネジメントにその仕組みやデータがすでに著されているし、顧客が必要とする分だけを作るという「サプライチェーンの範囲の再定義」という点では、E.ゴールドラット氏のザ・クリスタルボールを読むことでサプライチェーンマネジメント(SCM)の専門家でない人でもその利点がつかめるようになるはず。 つまり、全般的にSCMの知識がある人であれば「トヨタが何をしようとしているか」を掴むことができるが、その知識がない人にとっては「単なるトヨタのITシステムの自慢」と受け取られかねない面がある。 一方その導入の過程(ITシステムではなく仕組みの導入)においては、中国や日本のレクサス店のように新しく仕組みを作る場合はうまくいっていても、既存の販売チャンネルをどう変革させるかという点においては「トヨタといえどまだまだこれから」ということがよくわかる。 特に販社の力が強い日本の販売が今後どう変わっていくのか、日産のような再編成があり得るのかが注目される。 地道で長期にわたる現場取材と生の声を届けるという姿勢は評価するものの、そのバックボーンとなる理論の調査や掘り下げが十分でないことが悔やまれる一冊である。
8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
トヨタのCRMへの取り組みは自動車業界を変える…かも,
By 恵庭人 (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: TOYOTAビジネス革命 ユーザー・ディーラー・メーカーをつなぐ究極のかんばん方式 (単行本)
このリコール問題で騒がしい時期にトヨタの社長のインタビューが載っていることが気になり手に取りました。 内容はメーカーがディーラーも巻き込んでCRMに力を入れるという、 自動車業界というか製造業界としては新しい取り組みで、なかなか 読み応えがありました。 トヨタだけでなく、ニッサンやホンダなど他メーカーも本格的に ディーラーとタッグでCRMに力を入れていくと、近い将来、小さな 整備工場など経営が成り立たなくなるんじゃないでしょうか。 一点気になったのは、社長以外の登場人物も社長と同じような話を するので、各章のかぶり感が強いことです。 組織として意思の統一ができている証拠かもしれませんが・・・ リコール問題で騒がしいわけです
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