リグという大規模施設での事故、というと、どうしても震災の原発を思い起こすが、
施設よりも最後のひとりまで命を救う、という「ラストメッセージ」は確かに響く。
脚本的にはけっこうとばし気味で、日韓共同施設にして、ロシアも支援している、というレガリアへの
救援が、海上保安庁に一任されているし、また韓国の軍隊も少しだけ登場するが、ほとんど目立たない。
それから、リグに取り残された仙崎と服部だが、仙崎は帰りを待ちわびる妻の表情が随時映し出されるが
(まあ主演の妻で、かつ加藤あいだから当然)、ガールフレンドが待つとセリフにある服部の周辺環境は
0.1秒も触れない。
ストーリーは第2作の客船を、油まみれのリグに変えたようなものだから、まあ細かなことはさておき、
という作り方なのだろう。コメンタリーでもそういうニュアンスを話していたし。
VFXの使い方も的確かつ見事で、2時間強の間、飽きさせることもない。
ブルーレイの画質もちょっと黒がツブれ気味のほかは、素晴らしい絵&音で堪能させてくれる。
特典映像は1枚組には何も収録されておらず、これはいかがなものかと思うが、おバカなコメンタリーは
こちらにも収録されており、舞台裏を面白おかしく解説してくれる。
その中で、リグがブロウアウトしたら終わりなんだよね、というコメントがあり、これもメルトダウンを
想起させる「いま思えば・・・」のやり取りだった。
大勢で会議はするが、何も役に立たない機関も、現実とかぶるしね。
星は3つです。