KING BROTHERS、6年ぶりのアルバム「THE FIRST RAYS OF THE NEW RISING SUN」。
これがロックンロールじゃなかったら何がロックンロールなのか、
なんて事を言いたくなるくらい圧倒的にロックンロールなアルバムである。
これを待っていたんだよ。
ロックなだけじゃなくて、きちんとロールしている音楽。それの体現者としてはトップクラスだと思う。
且つ、新作で再び証明してくれていると思う。
まず、とても明快でシャキッとしたアルバムである。
基本的にパンチ力の高いキッチュなナンバーが大半であり、トータルタイムも40分を切る程。
短い時間に凝縮されたKING BROTHERS印のロックンロールはどこを切ってもおいしいし、
又今作ではそれだけではなく歌ものに関してもとても出来が良く、その二つのバランス感覚も絶妙である。
「TFROTNRS」というポエトリー的な曲もあったりとバラエティにも富んでいるし、
全体的に今のロック・シーンに響くようにガツンとした音作りにはなっているものの、
古き良き時代の音楽を髣髴とさせるミックスやフレーズも要所要所で聴く事が出来るので、温故知新的な面白さもあるな、と。
正直、6年掛けただけのことはあるアルバムだと思う。
非常に痛快で、鬱屈を晴らしてくれるような、スッキリとしたロック・ミュージック。
それでいて今のバンド達の音源と並べても遜色が無い程最新型のビートも鳴っていると感じられる。
以前とはまた違う、進化したKING BROTHERSが聴けるアルバムになっていると思う。
特にリードトラックである7曲目「XXXXX」は今のロック・シーンのド真ん中に突き刺さるような名曲。
だからこそ、今の若いロックファンにも聴いて欲しいのです。 過去のファンだけが盛り上がるだけじゃ、勿体ない。この音は。
個人的な話ですが思春期の時にKING BROTHERSに熱中していた私にとって
再びこんな格好良いアルバムを出してくれた事は、心から嬉しかったです。ここから先の活躍にも、当然期待してしまうのです。
知らしめて欲しい。