「身の丈にあっている」
「THE BUNGY」は、正しくその通りだと思った。
NICO Touches the Walls 光村龍哉には、その年齢には似つかわしくない
ほどのソングライティング力が備わっている。
ここ最近、徐々にではあるがその曲の持つ力が
バンドグルーブに表れてきているように思う。
某音楽誌で語った自分達の身の丈にあっているという言葉は
ついこの前まで一人フワフワと浮いていた光村がNICO Touches the Wallsとして
4人の足並みが揃う心地よさをこの曲で実感したということではないだろうか。
バンドとしては当たり前のようだが、別々の人間が常に同じモチベーション
であることは難しく、共鳴し合える音を出し、それを実感できるのは
メンバーにとってはもちろんのこと、オーディエンスにも心地良い。
この「THE BUNGY」はそんな手始めの曲。
GRAPEVINE田中和将があちこちで語る、父のような愛のある言葉のように
末恐ろしいバンドではあるが、本当に苦悩するのは
まだまだこれからなのだろう・・
がしかし、このバンドを知ってから感じていたジレンマのようなものと同時に
1年後?2年後?10年・・20年後の彼らの姿を楽しみにせずにはいられない。
その時々の彼ら次第で、新しく変化し続けられる曲ばかりなのだから。
個々の経験、演奏者としての成長、間近で関わるスタッフや共演者達。
どれが欠けても辿り着けない。
この先の彼らの演奏がより深い音になってオーディエンスに届く日まで、
見逃すと後悔しそうである。
40代になった彼らを想像して、必ず来ると願う
「その未来」(笑)が待ち遠しい。