TBM3枚目の今作は、かなり原曲のイメージに忠実なアレンジになっています。
特に冒頭部分はほぼゲームのままといった曲が多く、「あ、あの曲!」とすぐに分かります。
とは言え、大胆なアレンジが展開されている曲も多く、かなり難解なアレンジがなされている曲もあるので、
人によってはちょっととっつきにくいと感じるかもしれません。しかし、その分聴きごたえは充分です。
「ネオエクスデス」「銀竜戦」「Premonition(FF8のイデア戦などで流れる曲)」が特に私は好きです。
評価が難しいのが、「マリアとドラクゥ」です。
これはFF6のオペラのイベントで流れる印象的な曲ですが、植松氏がインタビュー等で「オペラの事をあまり知らずに書いた」と語っている通り、この曲はオペラとして聴くとちょっと違和感があります(^-^;
しかしながら今作のロックアレンジは、一つのエンターテイメントとしてはなかなか面白い物になっており、細かい事は抜きにして楽しめます。
一番の不満は、歌手の感情表現があまりにも乏しい事です。
オペラには豊かな感情表現が不可欠ですが、今回の歌はそれがほとんど感じられず、レチタティーボの部分も棒読みな感じで面白みに欠けます。スタジオで譜面を渡されて、ほとんど練習も無いまま収録したのではないかと勘ぐりたくなるほどです。
聴いていて、オペラの舞台で演じている映像が見えてこないというのはちょっと頂けないです。
歌詞は聴きやすかったし声も良かったと思うのですが、その点が残念です。