U-20世代にはいったいスチャダラってどれほどの認知度があるのかな?
なんて考えたりもするけどこの2枚組みベスト盤で初期の曲から聴き返してみると
この人達ってホントごっつあファンキーなB-BOYだし完全にHIP HOPだわ。
SOUL SETとかカセキサイダーとかとLB系の括りにされていて、
Jラップ全体がシリアス路線だった90年代後半には「さんぴんCAMP」にも不参加だったり、
良くも悪くもブギーバックの印象が大きすぎて、マッチョ系HIP HOPの目の敵にされてたけど
初期をまとめたDISC-1なんかのサウンドプロダクションとシニカルなリリックは
デラソウルとかネイティブタン周辺や NICE&SMOOTHにも通づるし。
ブギーバックのヴァース「このメンツ、このやり方、この曲でロックし続けるのさ」
なんてメチャB-BOYイズムだし。Jラップ史上最高のサマーアンセム「サマージャム '95」の
ボビーハッチャーソン使いなんてド渋ミドルスクールシット、コスリをフックに使った構成も
プリモ先生の影響ありあり。
DISC-2を聴くとシンコのトラックメイキングが職人級だというのがさらにわかる。
ネタのチョイスもキラーループ系ではなくド渋のシンプルでミニマルかつファンキー路線。
ビートはますます太く跳ねてるし、ドラムのプログラミングの上手さは
「アーバン文法」「ドリジナルコンセプト」あたりを聴けばわかるはず。
個人的には商業的なセールスはともかく「ライツカメラアクション」は
全Jラップファンに聴いて欲しいJAZZYアブストラクトHIP HOPの傑作と思ってます。
スモーキーなギターループベースのトラックにフック部分でのエレピと
フック終わりのエレキギターのサンプリング。
日常を演劇の延長で全ては演技であると設定したクールでキレのあるリリックもスチャの中では異色。
まあとにかく彼らは間違いなくB-BOYなのである!