一番に感じたのはジャケット写真の美しさ。
白バックのシンプルな中白い服で見惚れる美しさ。美しいって凄いことなんだなァ。
奥村愛さんの奏でる他のヴァイオリニストとは異なる柔らかい調べは大好きです。
技巧派の諏訪内さんも大好きですが、どちらかを比べるというものでなく両者の奏でる音がそれぞれに大好きです。
本作も奥村さんが自らも愛する曲を選んだのだろうと感じます。
柔らかく優しい気持ちにさせてくれる曲が揃っています。
しかし同年に出した『ポエジー』というアルバムとの相関性を鑑みると何だかベストと謳っていないプチベスト盤を出しておいて更にベスト盤を出したような印象がどうしても拭えません。
レーベルが変わった関係もあり選曲の難しさがあるとも思います。
極論、ベスト盤だから全ての収録曲が過去の演奏曲である必要性はないのです。
折角の技術、評価、美しさ、社会貢献と様々な才に恵まれているのだから商業主義に埋もれてしまったかのような印象は勿体ない。
ファンは案外細かいところまで観るものです。
一度「せこい」というレッテルを貼られたら逃げてしまい二度と戻ってくれません。
無理に年1枚のペースを守る必要はないと思います。
クラッシックファンはJ-Popのファンとは楽曲を楽しむスパンが違いますので日本の消費音楽に塗れないでください。
作品だけの評価なら5つ星なのですが商業主義的な印象がマイナス2で星3つ。