従来の作品を「鋭いナイフ」とすると、この作品は「良くしなるムチ」であるように感じました。
歌詞は分かり易く、一つ一つの楽曲の世界観を伝える事に徹していると思います。
サウンドは、太陽の中の生活ではいまいち抜け切らなさを感じたのですが、このアルバムには確固たるグルーヴがあり、これからのBACKHORNサウンドを確立したといってもいいと思います。
60分を超える大作なのですが、非常にバラエティに富み、かつ絶妙なバランスで長さを感じさせずに聴くことができます。(シングルをはじめ敗者の刑、ハロー、フリージア、虹の彼方へ、枝など個人的に名曲揃いでもあります)
昔のカオティックな面はありませんが、より日常レベルで共に生きてくれるタフさがこのアルバムにはあります。これから長い付き合いになりそうな1枚です。