登録情報
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| 1. ニセモノ |
| 2. さくら |
| 3. 君をなくしたのは |
| 4. 途中の行方 |
| 5. バナナの皮 |
| 6. 来週のヒーロー |
| 7. ラファータ |
| 8. HELPLESS |
| 9. 君を壊すのは |
| 10. scene through |
| 11. イマジネーション |
| 12. 夢からさめてしまわぬように |
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最も参考になったカスタマーレビュー
165 人中、151人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
フレンドリー,
By するめ "するめ" (神奈川県横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Syrup16g (CD)
普遍的な名盤であると思います。道行く人たち100人に聞かせれば、そのうち98人位は 「いいですねこれ」「いいバンドだ」といってくれそうな。 「このバンド知らないけど、買ってみようかな」という人もいるでしょう。 しかし街中の100人の中には、例えば俺みたいなひねくれたシロップのファンも1人か2人いたりして、 そういった人はこの作品に難色を示すかもしれない。 例えばそれは以前と比してあまりにも洗練されすぎた音像であったり、 刺激の少なくなった歌詞であったり。 何よりこのアルバムの「普遍性」が気に入らないんだ、というのもあるでしょう。シロップってこんなんだったっけ?と。 この作品を以ってsyrup16gはその活動を終えるわけですが、この作品は過去のどの作品の系譜にも置けないと思います。 以前の代表作にはどんな静かな曲でも、裏にひそむ独特の捻れた高揚感があった。 それは日本の音楽シーンに唯一無二のフィールドを培ってきたシロップだからこその持ち味であり、ファンが惚れたのもそこなのでしょう。 しかしコレを聴いて俺が思うのは、そのシロップの軌跡そのものが、果たして五十嵐さんの意図したものだったのかな、という事です。 以前どこぞのインタビューで、「自分は別に暗い人間ではない」という趣旨の発言していたを見て苦笑したものですが、今となっては真剣に考え込んでしまう。 五十嵐隆という人間はとにかく曲が書けるし、万人に通用するポップセンスを持ち併せている。 その人間性ばかりがフォーカスされる中で、彼が純粋に音楽に生き、音楽を愛しているという点をリスナーはどの程度受け入れていたんだろう。 自らの作り上げたイメージに縛られて、自由に音を作れなくなっていたのではないか。だとすれば悲しい事です。 この作品には純粋な音楽の喜びが溢れている。これだけは確実にいえる事です。 確かに以前のようなバンドとしての生々しい主張は感じないし、歌詞もそのオリジナリティーは幾らか後退しています。 今のバンド(ではないのかな、もう)の状態を考えれば当然の成り行きでしょう。 しかしそういった点も含め、この作品を最後にシロップの歴史を終える、という事実に臨むにあたり、誰もが安心してそれを見送る事が出来るのではないのでしょうか。 引かれ気味のファンの後ろ髪をバッサリと断ち切ってくれるような達観、清清しささえ感じます。 最後にこんな作品を出す五十嵐さんはやっぱりシニカルだし、優しい人であると思いました。 バンドという形態を必要としなくなったシロップ。バンドではないシロップ。今作を言い表すのならそんな感じでしょうか。 キタダさんや中畑さんと袂を分ち、これから彼がどうするのかは(多分本人にも)分からないけど、好きにやって欲しいな。 音楽を辞めてしまってもいい。人前に一切出なくなるようでも構わない。 嫌というほど、人生を生きる上での闇について思考してきた彼だからこそ、個人の幸せを追い求めて欲しいと思う。おこがましいですけどね。 最後に。 シロップ第二期唯一の作品は名作でした。ありがとう。 3/1追記: バイトをしながら、今日のライブのことをずっと考えてました。 私は行けませんでしたが、見た人すべての善い思い出となることを祈ります。 行きたかった・・ 8/25追記: ソロ活動開始との朗報を受けました。やはり彼にとっての幸せは音楽だったようです。 分かってはいたけど、上のレビューでは随分強がった物言いをしてますね、自分。 ホントはこの知らせを心待ちにしてました。 五十嵐さんとの音楽を通じての対話はまだ終わらない。まずそれが何より嬉しいです。 とりあえずライブを見に行くことを決めました。924に行く人、よろしく。
33 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
You know We're all right,
By
レビュー対象商品: Syrup16g (CD)
俺は今までこのバンドが好きで、アルバムは全て持っていますが、解散発表を知っても「あぁ、邦楽で聴くバンドが減るなぁ…」程度のリスナーでした。実際発売から一週間以上経ってから買いました。…でも、このアルバムを聴いてボロボロに泣きました。 25歳♂にも関わらず(笑) 色々なメディアでレビューを見る限り、このアルバムに対して「毒が少なくなり、重さがない」と言う見方が多数のようですが、むしろ自分の意見は逆に「ここまでむき出しのシロップは初めて聴いた」です。 今まで五十嵐さんの曲から感じていたのは、全てをぶちまけたいけれど、それができないから毒を吐く「もどかしさ」のようなものでした。 正に「青春映画」のような。 だけどこのアルバムは違いました。 ひねくれたコード進行や変拍子、奇を衒った言葉は影を潜め、あるのは美メロと裸の言葉。 そして自分の苛立ちと優しさをしっかり見据えた大人。 「青春は終わったんだよ。でも迷いまくって大人になったのは間違いじゃないんだよ」と少し哀しそうに笑う五十嵐さんがここにいます。 このアルバムを聴いて、泣いて、初めてこのバンドのファンだったと自覚しました。 長文申し訳ありませんでした。 いつか、大人になった五十嵐さんにまた会えますように。
44 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
終焉,
By
レビュー対象商品: Syrup16g (CD)
今回のアルバムがシロップ16gにとって最後のアルバムになる。シロップ16gというのはとても独特な佇まいを持っていた。 あのなんとも言えない退廃的で刹那的な世界観に惹かれ、共感していた人も多いことだろう。 新しい音源としては3年ぶりだが、これだけ多くの人が待っていたということがその証左だ。 言い換えれば、彼ら以外にこのポジションに居るバンドはどこにも居ないということだろう。 故に、その解散を惜しむ声は今も絶えない。 そんな中でリリースされる今作だが、先行視聴やライブでの演奏を聴く限り、かなりソリッドだ。 しかし、重いというわけではない。 以前にあったようなメランコリックさからより飾り気の無く、骨のある音へと変化している。 ディレイ・コーラスのかかったギターや切ないメロディは健在だが、妙に達観を感じる。 解散という事が影響したのかもしれない、それは歌詞にも表れている。 解散というと妙に感傷的になりがちだが、このアルバムで聞くかぎり、そうした要素はなく、むしろ力強ささえ感じる。 ソングライターである五十嵐氏がどういう心境でこのアルバムを作成したかは私には分からないが、最もシロップ16gで力強くタフなアルバムだと感じた。 最後に五十嵐氏のアルバムに対するコメントを載せておこう 「要するに俺にとってバンドというのは青春みたいなものだった。 いや青春は終わってたんだけど、バンドをやることでその終わった青春を取り返してたのかもしれない。 でも、それに別れを告げる時が来た。 だから、以前のような感情の哀しさを出すというより、色んな人に終わりを伝える作品にしようと思った。 少し線が太いように聞こえるのは、その辺りが影響したのかもしれないね。」 3月1日、シロップ16gは終わりを迎える。
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