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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:CD|Amazon.co.jpで購入済み
輸入盤と知りつつ、早く聴きたくて購入した、ピリオド楽器による"ブラ1"。
個人的には、ピリオド楽器による演奏に拒絶感はない。
アーノンクールは大好きだし、ガーディナーとORRのベートーヴェン全集も愛聴している。
このガーディナーとORRによる"ブラ1"も相変わらず堅実で真摯な演奏という印象を持った。テンポはピリオド楽器故に早め。第1&4楽章が特に気に入った。気持ちよいほど颯爽とした第一楽章の出だし&ナチュラルホルンによる有名なテーマもGOOD。しかし、第3楽章の管楽器による掛け合いの部分に若干物足りなさを感じてしまったのは、ピリオド楽器の特性故しょうがないか。あと問題の弦によるポルタメントの多用にも好き嫌いが分かれるかもしれない。
あと、ジャケットがとても洒落ていていい。作りも「CDケース」というのではなく、一冊の「本」のような体裁になっているのが、いかにも学者肌なガーディナーらしくて気に入った。
続編も是非聴き続けたい。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Pen
トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:CD
(発売日が10月14日とあるが、実際には9月17日に発売になっており、以下のレビューはきちんと聴いた上でのものであることをお断りしておく。)
ジョン・エリオット・ガーディナーと(彼が主として19世紀の音楽を演奏するために組織した)ピリオド楽器オケのオルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティーク(ORR)が、ブラームスの録音を出し始めた。このプロジェクトは、ブラームス自身や他の作曲家の声楽作品との関連からブラームスの交響曲に光を当てるというガーディナーらしい趣向で、このCDでは、ブラームス自身の作った合唱曲や、ブラームス自身がしばしば合唱曲を指揮したことなどを通して彼が影響を受けたと思われる他の作曲家(ここではメンデルスゾーン)の作品と組み合わせる形にしているのが興味深い。曲順どおりに並べると、「埋葬の歌」(ブラームス)、「我ら人生のただなかにありて」(メンデルスゾーン)、「運命の歌」(ブラームス)、そして交響曲第1番となる。
合唱曲には詳しくないので詳細なコメントは控えるが、モンテヴェルディ合唱団の歌は「見事」の一語に尽きる。これまであまり合唱曲を聴いていない私でもついつい引き込まれてしまう。
交響曲第1番について言うと、最近ではブラームスの交響曲もモダン・オケでありながらピリオド奏法を取り入れた演奏が増えてきたが、やはりピリオド楽器での演奏はその特有の音色ゆえにそれらの演奏とも一線を画している。とりわけこのガーディナー/ORRの演奏は素晴らしい。彼らのベートーヴェン交響曲全集同様、颯爽としてセンスが良く、迫力に欠けることはないにもかかわらず決して音が濁ったり団子のような塊になってしまったりすることはなくて、見事な推進力と美しさを兼ね備えた演奏である。彼らのベートーヴェンが気に入った人には絶対におすすめだ。ただし、そんな演奏なので、いわゆる「ドイツ風」とか「巨匠風」とかの演奏が好みでピリオド楽器にアレルギーのある人にはすすめない。
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