「2010年最新デジタル・リマスター音源」と称して、ジェイムス・テイラーの初期6作品が販売されました。恐れていたとおり、まさに日本人による日本人だけのための紙ジャケ・リマスター。残念な出来映えであります。
リー・ハーシュバーグの手による97年リマスター(当時、「フォーエバー・ヤング・シリーズ」として発売)と比べて下さい。10年以上前のリマスターに完全に負けてます。今回のは、ヴォーカルがやせてしまっていますし、生ギターなどアコースティック楽器のみずみずしさに欠けています。イコライザーで高音をブーストし過ぎたため、必要以上にヒスノイズも多くなっています。
解説の一番後ろに「2010 Digitally Remastered by Isao Kikuchi」と小さく書いてあります。このヒトは、ワーナー・ジャパンの社員でしょうか?
日本だけで販売することを条件に、日本側でリマスターされたのでしょうが、アーティスト本人らの最終音質への承認などは省かれているはずです(あったら、書くに決まっているので)。とにかく売らんかなで、「最新リマスター」をうたうのはやめて欲しいです。SHM-CDというのも意味ないです。ビートルズのリマスターから、その姿勢を学んで下さい。
愛するジェイムス・テイラーのCD群の購入はこれで3度目ですが、こういうことがあるからチェックを欠かせません。本当はヒトツ星のところを、作品自体のすばらしさと紙ジャケの完成度に免じて3個星とします。。。