初版が痛みつつあり今は輸入のこれしか入手できませんでした。二枚組で時間の帳尻合わせで、あろうことか黒鳥が削除されています。ブルメステイル版なのに崩壊しています。ちなみに、同じく3枚組から2枚組にされて再販されたサヴァリッシュのCDは全曲きちんと収録されています。
ただ、そうするとCD1枚80分弱では到底無理なので、最初だけ本体のサヴァリッシュであろう演奏が残されて、楽曲の終わりに近づくにつれて急ぎ足になる編集としています。これもどうかと思います。
今回のボニングのCDについては、本来のパ・ド・ドゥ曲であろう名曲がないので編集者を疑います。
第一幕にプティバ版のパ・ド・ドゥ曲があるので、それで満足できる方はいいと思います。私は納得が出来ないので星4です。
演奏は多少粗さはありますが力強く劇的で 聴かせる演奏です。各幕の情景は美しいし、第三幕の最終曲はオデットに対する王子の気持ちを代弁するような終わり方であり、第四幕の終曲は打楽器とオーケストラの一体感があったあと一斉に静まりハープが奏でられます。
私は他の差し支えない楽曲を削除して黒鳥を入れるべきだったと思います。(各王女のヴァリエなど)
気に入っている演奏だけに余計に許せません。