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23 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
真っ赤になるぐらい赤ペンで書き込みをして、使いこなしてみたい1冊,
By batten-kun (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Subject To Change ―予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る (単行本(ソフトカバー))
この本は、読めば即わかるようなビジネス系のHOWTO本ではない。薄いけれど30分で斜め読みができるようなお手軽さもない。文章もインテリ特有の、ややクセのある文章で、正直読みやすくはない。訳文も「なんちゃらコンピテンシー」みたいな言葉が、そのまま出てくるし。成功事例がアップル製品に偏りすぎとか、米国人を前提に書かれているためか、TIVOとか日本では知られていない製品がいきなり出てきてとまどったりもする。 そのため“教えて君”の意識で読むと、たぶん消化不良を起こすはず。 だが、そんなことは本書の欠点でも何でもない。なぜならこの本は、いまモノやサービスの作り手が直面している問題に、真正面から切り込んで真摯に向かいあっている、恐らく唯一無二の本だからだ。 この本で扱っているテーマは、本来ならとうてい1冊で収まるようなものではない。本書が、必要なエッセンスを要約した、一種のアフォリズム集のような趣で書かれているのは、その辺が理由だろう。著者は意図的に、コンパクトで短くまとめたのだと思う。 だから、本書は読んだだけでは終わらない。具体的な落とし込みを、各自でトライ&エラーする必要がある。 そういう意味では、モノやサービスを作る現場で、さらなる向上と変革を目的にした勉強会・研究会の教科書として、全員で読んで、全員で議論して、全員でトライする・・・という使い方をするのが正解。 特に、アナログからデジタルへの移行でうまく行ってない企業とか、機能は他社に負けていないのにパッとしないという企業にオススメだ。きっと、そんな人たちにとって座右の一冊になるはず。 特に3章は、当たり前だが、本当は誰もがよくわかっていない重要なことをいっている。個人的には、3章の内容にBASiC戦略の考え方をプラスして考えてみると有効なのではという気がした。 また、企画や製品デザインについては、4章以降が役に立つ。7章のアジャイルに関する部分も、要は日本のお家芸である「すりあわせ」をどうするかという問題だと考えると、俄然わかりやすいと思う。 1回目は、4章以降をつまみ食いする形でもよいと思う。まずは、これだと思うポイントを自分なりに見つけてみるとよい。その後で、アタマから通読すると、1〜3章でいわんとしていることがよくわかるだろう。 久々に、自分で勉強・実践しながら、真っ赤になるぐらい赤ペンで書き込みをして、使いこなしてみたい・・・そんなことを思った1冊だ。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
体験を売るとは、どういうことか分かる本,
By kota2009 (日本 関東) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Subject To Change ―予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る (単行本(ソフトカバー))
「製品でなく体験を売れ」という言葉が最近良く聞かれる。ユーザエクスペリエンスというやつだ。本書は、この手のことを書いた本とは内容の濃さで一線を画す。多くの「製品でなく体験を売れ」と論じる輩は、「新しい体験」を売れという。それに対して本書はどんな体験を売ることが必要か、売るべき体験をどうやってみつけるか、を記す。本書中の「我々(開発者)は我々の顧客ではない」、「新しいユーザ体験ではだめだ、ユーザの欲している体験を売れ」というメッセージは重要だと思う。 なお、本書はページ数は少ないが中身が濃いので、いわゆる速読には向かない。じっくり読んだほうが良い。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ソフトウェアだけではない、アジャイルメソッド,
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レビュー対象商品: Subject To Change ―予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る (単行本(ソフトカバー))
ソフトウェアの世界ではアジャイルメソッドがだいぶ隆盛となってきましたが、アジャイルメソッドそのものはソフトウェアだけのものではないですね。そのことがこの本を読めばわかります。 デザインの世界では有名なAdaptive Pathがどのような方法でデザインしているのか、なぜそのような手法をとるのかが簡単に書かれています。 古くはコダック社、最近ではApple社が同じような手法を用いています。決して目新しい手法ではないのです。 アジャイルは古くて新しい手法です。ぜひこの本でアジャイルの世界に触れてみませんか。
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