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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
これで打ち止めとは実に惜しい、名品揃いのアンソロジー第3弾,
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レビュー対象商品: Story Seller〈3〉 (新潮文庫) (文庫)
新潮社の<読み応えは長篇並、読みやすさは短篇並>をキャッチフレーズにした、アンソロジー。本書は、執筆陣が『2』の伊坂幸太郎と本多孝好に替わって、湊かなえとさだまさしが加わり、ボリュームも増したその第3弾。『男派と女派 ポーカー・フェース』沢木耕太郎:自身の初めての体験を語る、年の割りに(失礼)若々しく瑞々しいエッセイ。「男派」「女派」をもっと掘り下げて言及してもよかったのでは。 『ゴールよりももっと遠く』近藤史恵:著者お得意の『サクリファイス』のスピンオフ。自転車ロードレースの“エース”としてのプライドがのぞく。 『楽園』湊かなえ:阪神・淡路大震災のあと“身代わり”として育った‘わたし’が南国の楽園トンガで自分を取り戻す。 『作家的一週間』有川浩:パロディーに徹した、笑える“脱力系”一週間日記。 『満願』米澤穂信:若手弁護士‘私’こと藤井が弁護した殺人事件の被告人は、苦学生だった頃の下宿先の奥さんだった。‘私’が振り返る当時の思い出。ミステリーとしての謎も併せ持ったノスタルジックな秀作。 『555のコッペン』佐藤友哉:東京駅で殺人の容疑者にされた‘オレ’こと、謎の過去を持つ若者・土江田(とえだ)と、女子高生探偵の赤井が『1』『2』に続いて登場。今回は、前2作のような本格パズラーの趣向ではなく、なんとなく浮遊感のある不思議な展開で、土江田の正体の一端がわずかながら明らかに・・・。 『片恋』さだまさし:‘ワタシ’ことTVの下請け制作会社のスタッフ、石橋南に朝早くからかかってきた警察からの電話。それは全く見知らぬ男の交通事故死の報せだった。やがて思いもよらない事態に巻き込まれる南。最後はホロリとしてしまう純愛ストーリー。 『1』『2』に引き続き、いずれ劣らぬ名品揃いで、またまた楽しい読書時間を過ごすことができたが、本書でこのシリーズが打ち止めとは実に惜しい気がする。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
新たな作家さん、再発見!,
By 食いしん坊 (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Story Seller〈3〉 (新潮文庫) (文庫)
有名作家によるアンソロジー第3弾。今まで知らなかった作家とめぐり合う良いチャンスとして、今回も手に取りました。 前作より引き続き登場の近藤史恵「ゴールよりももっと遠く」、米澤穂信 「満願」、佐藤友哉「555のコッペン」はどれも中途半端な終わり方。消化 不良感が残りました。 一方、今回初参戦は、湊かなえとさだまさし。前者の方は、本屋大賞作家 として既に有名なので、読んだこともありました。後者の方が驚き。もち ろん、歌手としては知っていますが、ここまでたくさん(解説にリストア ップされている著書が19作)の小説を書いていたとは。そして、面白いとは。 本書の「片恋」は、男性作家しか書けないセンチメンタルな作品なんですが、 せつないし、物語としてもとても面白かったです。 全体としては、3勝3敗1引き分け。さだまさしの再発見が収穫な本でした。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
忙しい時でもサクッと読めます,
By アラ40です (静岡県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Story Seller〈3〉 (新潮文庫) (文庫)
個人的に、気に入っているシリーズも今回が最後という事らしいのでとても残念です。 売れ行き不振だったのでしょうか? 今回の目玉は”さだまさし”さんでしょう! え!?小説書くの?という感じでしたが、 なかなかどうして、実力派の中に混じっても遜色ないと思いました。 今回もおすすめです。
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