内容紹介
ジャズはもちろん、ファンクやロック、4つ打ち系ダンスミュージックリスナーまでも唸らせる脅威トリオ 歌心溢れながらも咆哮するスピリチュアルなサックス、ファンクビートから4ビートまで強靭且つ正確なグルーヴを生み出すベース、超絶テクニックをもって繊細に乱れ打ちツーバスでたたみ掛けるドラムのトリオによる、ハイテンション・インストゥルメンタル・ミュージックがewe recordsから登場!!!! ジャズをベースにファンク、ロック、4つ打ち系ダンスミュージックなど幅広い音楽性を取り入れたインストゥルメンタル・ミュージック。サックスはLINE6やBOSS社のエフェクター“LOOP STATION”を用いたミニマルなループや様々なエフェクターを用いて独特の音響効果を生み出し、ベースも楽曲によってさまざまなギターエフェクターを使用し様々なニュアンスを見事に表現し、ドラムはキックに[カホン+ツインペダル]を採用し4つ打ち~ラテン~ファンクビートまで躍動感のあるプレイを全編で聴かせている。 オリジナル楽曲はサックスのリフが印象的なBPM速めで疾走感のある”Minority D-”、4つ打ちと速い4ビートを繰り返しながら徐々に熱を帯びてゆくダンス系キラーチューン”Dr. Wild”、シンセサイザーmicro KORGを使用し80年代往年のフュージョンサウンドを現代風に見事にアレンジしたナンバー”Upper Summer Love”などが聴きどころ。また、強靭なファンクネスでグルーヴしているリズム隊に乗って、サックスがループを用いながら歌心溢れファンキーフレーズを連発しているオーネット・コールマンのマーキュリー時代の名曲”Times Square”のカバーは必聴!!!!! ほか、缶コーヒーのCFで有名なディープ・パープルの名曲”Black Night”など目の付け所が一味違うカバー曲収録。 Member: 横田寛之(saxophone,sound effect) サトウヒロ(bass) 島野和樹(cajon,drums.)
メディア掲載レビュー
野獣のようなエネルギーを放出し続けるサックス・トリオ
2010年に横田寛之が"ゴウダウ"名義でリリースした『表参道ワンピース』は、歌心溢れるポップなオリジナルを軸に若手の腕白たちが自由なインプロを繰り広げるという、分かりやすく朗らかな作品だった。あれから1年半。"エスニック・マイノリティ"名義で発表した今作は、冒頭の16ビート・ナンバーからエンディングまで、野獣のようなエネルギーの放出が続き、その表情の変化に驚かされる。あくまでジャズのインプロヴィゼーションに軸足を置きながら、ファンク、エレクトロ、フリー、クラブ系、ダブなどをセンス良く取りいれ、CDの先にあるライヴや人間性までをも想起させる肉感的なアルバムに仕上げた手腕はさすがだ。現在、若手にもテクニックのあるプレイヤーは多くいるが、多くが思考とテクニックだけで音楽をねじ伏せてしまいがちで、ライヴを見て"上手い"とは感じても、その先にある"魂の叫び"のようなものが聴こえてこないこともしばしば。しかし、横田には破綻を恐れない器量と、破綻すらコントロールする技量が兼ね備えられている。実力の範疇で手なずけられた音楽よりも、その枠を超えようと命を削るような生々しい音に、ストリート感溢れるこのようなガリガリとしたエネルギーを、これからも保ち続けてほしい。 --「ジャズライフ3月号」ディスクレビューより