力強く、豊かで、温かい。
神への祈り、命への感謝、死にゆくものたちへの悼み、そういった音楽のもともとの起源を再認識させられるようなアルバム。
また、アイルランドという国の音楽的な豊饒さや、かの国で音楽が持つ重要性や歴史の重みなどまでも感じさせる内容になっています。
初めて聴いたとき私はまだ10代でしたが、まだたいして音楽を知らなかった田舎の女の子(=私)ですら
「なんだこれは?!!」と驚嘆させるほどのパワーを、このアルバムは持っていました。
彼らの音楽の持つ豊かさに圧倒されて、本当に何度も何度も聴きました。
一人暮らしを始めたばかりでもあったので、心細いときにもずいぶん励まされました。
美しく力強いメロディ、ソウルフルな演奏、ひとの温もりを感じさせるリアムのボーカル、どれをとっても素晴らしい。
このアルバムの時のツアーで日本にも来てくれましたが、あんなに素晴らしいライブはあれ以来経験していません。
残念ながら、その後しばらくして何人かのメンバーが脱退してしまい、
もうあの熱く魂の揺さぶられるようなステージはみることができなくなってしまいました。
脂の乗り切ったいちばんよいときに出た作品です。
間違いなく彼らの最高傑作だと思います。
本当に音楽を愛する人にこそ、聴いてほしい。