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1975年のデビューシングル「アザミ嬢のララバイ」から、1986年の「やまねこ」まで、カップリング(B面)の曲ともに収録したシングル・ベスト。CD3枚組に、発売が最近のものから順に収録されている。
中島みゆき=失恋の歌、というイメージを聴き手に植え付けたDISC3<5>(「道に倒れて誰かの名を/呼びつづけたことがありますか」という出だしの歌詞のインパクトたるや!)や、初期の代表曲と言ってよいDISC2<7>などがハイライトだろうが、とにかくどの曲を取ってもドラマ性豊か。DISC1に収録されている、80年代中期の楽曲は多少「模索してる?」という印象を受けなくもないが、それでもある種の「すごみ」を持ちつづけている。
80年代といえば、彼女が担当していた「オールナイト・ニッポン」が大人気だったころ。当時を思い出しながら聴いてしまう人も少なくないはずだ。(剛吉若寸也)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
デビュー曲から「やまねこ」まで全シングルのA・B面を交互に完全収録した40曲3枚組。さらに全ジャケット写真を収めたブックレット付。男女交際を歌うことで全面突破するすばしっこさが,抜きんでたストーリー・テラーぶりを裏打ちしているから,ふと自らの歩みを見返ったりすると実にすんなりとはまれる叙事詩の世界。むしろ一筋縄でいかない関係のほうがいいような気にさせることで世間のスキャンダル好きをばっさりと暴き立てる。時として極私小説的視点をとることをも辞さないいさぎよいジャンヌ・ダルク。