SHARP AQUOS 24型 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ LC-24K5-B ブラック系の内蔵スピーカーから出る音が余りに悪すぎて、小型でTV設置場所のセンターに置ける小型ステレオスピーカー…ということで、あまり期待せずに購入。
長さは最長ヶ所で20cm位だろうか。直径は5cmほどの円筒状で持ち歩くには少し大きめだが、キャリングケースが標準添付されてくるあたりアウトドアでの利用も視野に入れていると思う。
ぱっと見センタースピーカーのようだが、中央はパッシブラジエター+スーパーウーハーとなっている、れっきとした2.1chスピーカーだ。
正対して右側がアンプのメインスイッチ+ボリュームがついているため縦置きはできない(当たり前か)。
写真からは見えないが、スピーカーユニットの真後ろにACアダプタのソケット、3.5inchラインケーブル(ケーブルは固定で交換できないが、使わないときのための収納スペースがある)等がある。
AC電源を確保できない場合は単三電池3本で駆動できるが、今どき奇数本の電池で駆動するというのも珍しいと思う(私が知る限り某社のシェーバーくらいである)。
電池(特に充電池)購入の際は無駄が出ないように留意したい(4本+2本で合計6本買うなど)。
ちなみに最近流行のiPod用ソケットやWalkmanソケットなども装備されていない。
音声入出力関係はシンプルそのもの。
さてさて、肝心の音質である。
設置に関してはTVスタンドの上においても「SHARP」のロゴが隠れる程度で、視聴には全く問題無い。
但し、最近の薄型テレビはブラウン管TVのようにスピーカーエンクロージャーを筐体内に確保出来ずに大概後面反射でボリュームを稼いでいるので、本機を接続しているTVも接続前は後面反射に伴う窓からの音漏れが半端なかったのだが、それがなくなっただけでも大きなメリットである。
但し、後面反射音が耳に届かなくなった分、ボリュームを上げないと、いつも視聴している音量にならない(ご近所との関係を考えるとメリットと考えよう)。
一応本機の公称総合出力5Wとなっているが、TVのヘッドフォンアンプも相当チャチなので、TVと本機の間にバッファアンプを挟む必要があると思う。
難儀な話である。
今回はバッファアンプなしでの視聴であるが、しつけの良い「大人の音」に変貌したのには驚いた。
ダイナミックレンジは広くないし、2.1chとはいうものの大きさによる限界もあって、いわゆる「ドンシャリ」サウンドにはならない。
中音域に音を集め、聴き疲れしない「癒しサウンド」で、仕事疲れした心を癒してくれる感じである。
この価格クラスでもソニートーンは健在であったか…と思わせてくれる、優しい音だ。
これなら価格もそこそこだし、PC用スピーカーなどいろんな場面で活躍してくれるだろう。
バッファアンプの件以外で1点だけ留意点を。
このスピーカーは、平らなところに置くと若干スピーカーが上を向くよう、スピーカー側の2ヶ所にゴム脚が付いている(今回設置した分は、TVスタンドの傾斜のお陰でスピーカーが真正面を向いているが)。
実は設置時にこのスピーカーを固定する脚はこの2つのゴムしかない。
頻繁に持ち出す用途を考えていない人は、耐震ゲルで設置場所に固定してしまった方が、耐震対策上安心だ。
私も設置中に何度も転げ落ちた(床にクッションを敷いて設置作業を行ったが)。
これではいろんな意味で危ないため、耐震ゲルを買って固定しようと思っている。
いずれにしろ、私にとっては文句なしの五つ星である。