●デザインについて
ビジュアルは Xacti らしいフォルムを踏襲しながら、きちんと作ってきたように感じます。ただ普段片手で操作することを思うと、もう少しホールド性を考慮した形状のほうがいいように思いました。三脚が使えるのは便利ですね。当たり前の部分をきちっと作ってきているのは素敵だなあと思いました。
●画質・音質について
画質は良くも悪くも普通な印象を受けました。低感度で撮る場合は綺麗ですが、感度を上げるとたちまちノイズだらけの汚い絵になってしまいます。ただ、動画の場合は静止画よりもそれほどノイズが気になりません(動いているからかな)。
音質については思った以上に綺麗に録れるなあと思いました。ノイズリダクションはまだ試していませんが、風の強いところでなければ設定はしなくても十分に録れます。
●操作性について(主にメニュー・ボタンなど)
メニューのインターフェースが非常に使いづらいです。
ページをめくるように機能を選んで行くのですが、奥のほうにある機能は非常にアクセスしにくいです。どの機能にもさっとアクセスできるような仕組みをきちんと設計して欲しい。ページを遷移するときの無意味なアニメーションはテンポを悪くするだけなので、これも改善して欲しい。
また、各機能はプレビューしながら決定できると便利な気がしました。
メニューの項目の選択時に使うボタンはストロークが中途半端かつ、ふわふわしていて操作しにくいです。このボタンは撮影時はズームに割り当てられているのですが、ズームのスピードの調整が難しいです(難易度は高いですが調整は可能)。
●バッテリーについて
付属するバッテリーだけでは、心細いというのが実感です。大容量の SDカードを用意しても先にバッテリーがなくなってしまうので、本機を存分に使い倒すためには予備のバッテリは欠かせません。
余談ですが、三洋電機といえばエネループですが、この技術を使ったバッテリーが本機でも使えたらいいのになあと思いました。
●防水機能について
本機の特長の一つである防水機能。レビュー時点で、まだ防水機能を体感する機会がないのですが、「塗れても大丈夫」という安心感はとてもいいですね。一眼レフを持ち歩くのを躊躇してしまう雨の日にも、これなら安心して撮影できるのは素敵だと思います。普段からスロットカバーにロックする習慣はつけておくようにしたいです。
●その他
動画編集ソフトとして Premiere Elements (Windows) が付属しています。実売で 4万円前後の価格帯でムービーカメラと編集ソフトが揃えることができるのは非常にお得といえます。
また DMX-CA65 と PC を USB ケーブルで接続することで、DMX-CA65 を PCカメラ(Webcam)として利用することができるのですが、Windows Vista の場合は、Windows Live Messenger (MSN Messenger) 以外ではこの機能を利用できないようです。具体的には Skype や Webcam を使ったFlash コンテンツなどが利用できません(カメラとしては認識しているのですが、映像が出力されない)。せっかくの便利な機能なので幅広く対応してほしいと思います。
●総合
私にとって初めての Xacti でした。とても魅力的に感じるカメラであるとともに、不満点も多く目立つカメラだなあというのが正直な感想です。動画入門機としては十分なスペックですし、なにより遊べるカメラなので、これからも改良を重ねて作り続けて欲しいなあと思いました。