F1オールドファンであれば、思わず鳥肌の立つような表紙写真に目を奪われるであろう。F1史において、70年代までに確実にその巨大な足跡を残したロータスとティレルの大特集。・・・が、これは以前それぞれの特集号で発表されているものを1冊にまとめたものなのであるが、それらを買いそびれた方には「1粒で2度おいしい」作りとなっている。天才チャップマンの元、グランドエフェクトなど現代にも通じるその理論で「ブラックビューティ78・79」を作り上げたロータスと、ジャッキースチュワートとともに歩みを始め、F1史上最大の注目を集めたと言っていい「6輪・P34」を作り上げたティレル。F1に於けるエポックメイキングカーと言えば、この2台に行き着くであろうといっても過言ではないマシーンを数々世に送り出したこの2チームの足跡を余すところなく美しい写真とともに紹介されていて捲って眺めているだけでも楽しい1冊とはこのことだろう。何より、2in1で再発されること自体が、この、今は亡き(ロータスは再結成?)両チームの魅力がいまだに、その輝きを失っていないことの証であろう。改めて見ていると、昔はマシンにも個性があったな〜と思う今日この頃である。