天界の統率者アガサにつける薔薇の天使カイルは天使でありながら自分以外を愛することを知らない。
一方、魔王の15子ケスパと人間との間に生まれたウォーレンは半人半魔(悪魔)でありながら人や世界を愛しいつくしむことを止められない。
子供のときにあったカイルに重要な時に偽りを教えられ裏切られたウォーレンは怒りのあまりカイルの羽を奪い去り、自分の元に繋ぎ止めて暮らしている。
ひっそりと隠れるように暮らす二人の下に村の少年スネアが現れたことにより物語は動き始める・・・
木原音瀬さんの初期ファンタジー作品を原作とした小説のコミック版です。
切ないファンタジー調だったのがすごく好きなお話でした。BL作品であることに変わりは無いのですが、最近の作品と違ってあまり露骨な性描写も無かったし(笑)
物語自体は原作の1巻(第一部)を中心としたお話で、第二部はほとんど省かれていました。
もう一つの後日談と称した書き下ろし漫画も収録されています。そういった意味では原作を読まなくても十分に楽しめると思います。(原作も読まれた方がもちろん2倍楽しめますが)
何と言っても原作で挿絵をつとめていらした禾田さんの絵がもう美しいのなんのって。
禾田さんの絵柄は好き嫌いがはっきりと分かれるものがあると思いますが、ROSE GARDENに限っては彼女以外の人の絵は考えられませんでした。
私的にはウォーレンの笑顔をもっと見たかったな〜と思います。切ない正統派BLファンタジーがお好きな方にはお勧めだと思います。