中学生の頃、週間FMのロックのレコードレビュー欄(当然、当時はターンテーブルに載せるレコード!)に五つ星のお勧めで出ていたことを思い出す。ザッパやライ・クーダーなど、ちょっとレアでクセのある輩を推奨する週間FMであったから、どんなもんかと思っていたが、ごまかしの効かないギター、ベースにドラムスというシンプルな構成の骨太なリズムセクションと、荒々しく未完成ながら聴く者の心をとらえて離さない大江のボーカルが絡み合う、まっとうな“日本のロック”だった。
エレキを初めて持ったら、こんな風に弾いて、歌いたいぜっ!っていう感じだろうか。でも、ボーカルに完璧さを求める人には合わないかも。
齢40過ぎのオッサンになった今も、ほぼ毎朝通勤のi-Podシャッフルには、必ずa-GOGOとTHE ROOSTERSが入っており、“カラーに口紅”、“FADE AWAY”や“レザー・ブーツ”がシャッフルされると歌い出しそうになるんで、アレですな、注意が必要。とにかく、毎日、こびりつくような人間関係の難しい連立方程式を解かなきゃなんねぇリーマンの人や鬱屈の極みで喘いでいる貴兄にぴったりのユニットだぜ。