長年ドラマを多数見てきたが、「終わってほしくない!」・・そう心から感じるドラマはなかった。1クール約11話という日本ドラマの形式の中で、それなりにまとまった終止符をうってくれれば納得、というか、まあ満足してしまうのが普通。
でも、このドラマは違う。
脚本がいい。原作を愛している気持ちが伝わってくる。
メッセージ性が強く、笑って、そして泣ける、心に響く熱いストーリーだ。
サントラがいい。主題歌もとてもいい。
そして、何よりも、このキャストがとてつもなく素晴らしい。
佐藤隆太、市原隼人を筆頭に、小出恵介、高岡蒼甫など、すべての俳優たちが、本当に熱演している。彼らの演技に心を揺さぶられるのだ。
かつて、これだけの実力をもった若手俳優たちをそろえて、ここまでの結果を出しているドラマがあっただろうか?裏では時間が少しでもあれば一生懸命野球の練習に取り組み、ドラマの上では文句のつけようがない好演をする・・・キャストが一丸となってこのドラマに取り組んでいる、そんな彼らのチームワークの良さ、熱い気持ちが画面からにじみ出ているようだ。
でも、11話で完結なんて無謀すぎるほど、原作にはまだまだ、たくさんの引き出しがある。
出てきていない重要なキャラクターもいる。野球の試合の中にもたくさんのドラマがある。
このニコガク野球部の奴らをずっと見ていたい、終わるな、絶対に続編をつくってほしい・・そう心から切に願う。
そんな、視聴者を熱くさせる、めったにない、全てが素晴らしいキセキのようなドラマだ。