世代を超えて清志郎とRCの凄さを知るならこの一枚!
清志郎が亡くなったと聞いたときのショックの大きさは人それぞれでしょうが、私にとっては松田優作さんがなくなったとき以来の大きな衝撃と悲しみでした。特に武道館であれだけ元気な復活した姿で現れたのに、まさか!という気持ちが強かったです。梅津和時さんが亡くなったときのコメントで書いていましたが、なぜだか癌でも清志郎が死ぬわけが無いと私も思っていました。
さて前置きはここまでにして、やはりRCの最高傑作「Rhapsody(オリジナル版・・・今後はオリジナルと書きます)」を発売後何十年、そして「Rhapsody NAKED(今後はNakedと明記)」発売からも、もう何年も経ちますが、今更ながらのレビューを書かせていただきます。
初めにこの「Naked」が発売された時の率直な感想は、DVDは見たい。でもCDは聞きたくないと思っていました。
と、言うのも「オリジナル」が発売された当初は友人からレコードを借りて、それをテープに落として聞いて、そしてレコードからCDに時代が移ったらまたCDへと移行して、とずっとオリジナル版を聞き続けてきていました。とても思い入れがあり、もう何百回も聞いてきたので、「よォーこそ」の次は「エネルギー Oh エネルギー」であって、僕の中では途中に「ロックン・ロール・ショー」が入るのは違う!と思っていました。後半も「ブン・ブン・ブン」の後に「雨上がり・・・」が続いて物凄いパワーとスピードが続いたまま終焉するのがこのアルバムの醍醐味だと思っていました。途中に入る「ステップ」も「スローバラード」も大好きだけれど、ずっとそう思っていました。
またこのアルバムで途中で金子マリさんがゲストで出てくるなんて、違和感しか想像できませんでした。
だから自分の中ではアルバム「Rhapsody」はオリジナルの9曲入りがすべてであり、「Naked」はだれてしまうだろうし、聞くつもりもありませんでした。
しかし、やはりDVDが気になり、買ってしまったら聞かないわけには行かないので、聞いてしまいました・・・・・・自分が今までいかに古い考えに固執している駄目な人間かと深く反省してしまいました。もちろん「オリジナル」の怒涛な流れも素晴らしいのは言うまでもありませんが、この「Naked」はそれと全く同じレベルで本当に素晴らしい!
オリジナルに収録されなかった曲も素晴らしいことは言うまでもありませんが、ゲストででてくる金子マリさん。これがまた物凄くバンドに溶け込んでいきます。全然違和感がないのです。あ〜この流れでこの掛け合い、素晴らしいではないですか!
最後まで一緒だった梅津さんの登場や紹介の仕方もこれまたとても良いです。
そして清志郎のMCも長く聞けるのでとても良いですしMCの声は若く、パワー全開です。
こんな素晴らしいライブ・アルバムを完全版だから思い出が崩れるからと、聴き遅れたのは猛省しました。
私と世代が違った方は清志郎は単なる派手な方でよく知らない方も、たくさんいるようです。世代が違うと分からないのは仕方が無いとは思いますが、もし今回この逝去により少しでも興味を持ち、どれくらい清志郎およびRCが凄かったかというのを知りたいと思ったら、是非このアルバムを聴くことを強くお勧めします。
改めて清志郎R.I.P.。