他人を虐げる行為と引き換えにしばしの命を与えられたヒロインたち。負けても地球は滅亡しないが、延期されていた個人の死が訪れる。勝っても、せいぜい花でも飾ってもらえるくらいで、周囲の人たちから見れば死んだも同然。そんなメリット極薄の状況で死を待つか戦うかを選べるだけ。これは大理不尽にも見えるけど、実はわれわれの日々の生の勾配を見た目きつくしているだけで、命題はほぼ同じというところが着眼点として面白かった。そういう話の結末が、嘘のような相互理解とかの偽善に走らず、分かり合えぬ者たちの相克という形で苦いまま終わらせた点も興味深いし、そこにしか納得は有り得ないように思う。われわれのリアルもそんなには解り合えないのだから。解り合えれば素晴らしいけれども。
個別のエピソードでは、やはり21話のレイチェルでしょう。あのサムがこんなに来るとは思いませんでした。それから、同じ回でバジルに反応するローズのお母さんも印象的。そして、最終回のエルヴェの中の人の鬼気迫る演技も素晴らしいものがありました。あの「臭いんだよ」という科白は(今回は適切な回に付けられた)オーディオコメンタリーでもネタにされています。
映像特典も盛りだくさんですが、レッドガーデンのCMの中で多分もっとも有名な、発売前のケイトVer.「教えて欲しい発売日」編や「発売まじかよ」編が入っていないので注意。