Q[ku:]の魅力…それは、ポジティブなお二人の性格がアルバム全編に醸し出す明るく前向きな生き方。
それぞれの歌のタイトルはもちろん、歌詞の一つ一つにそれは反映されている。
HAPPY、つながり、愛、ご機嫌、大志、最高、前進、夢、晴れ、愉快、楽しい
やさしさと暖かさに包まれたほんわかとしたムード、それはとことん疲れ切った状態で癒しを与えてくれるマッサージチェアか酸素カプセルのよう。
「なんて素晴らしい世界」では混沌とした音が不安定な世界を象徴するが、宇宙は愛であるという概念がすべてを解決する。
マーチのリズムで始まる「スマイル」。出会いと別れに奇跡がある…。泣いて笑って人生のドラマがある。プラス思考で乗り越える生き方がここにも垣間見える。
「そよいでGO!」…「そよぐ」という言葉が意味するものを考えてみる。すべて自分を束縛するものと吹っ切れて完全に自由になったということだろうか。恋や愛を超えたはるかに素晴らしいものがそこにはあるのだ。
楽天的なムード満タンの「こんな晴れた空の日は」。ラップに乗せて前向きな言葉のオンパレード。休んでもまた突き進む…勢いのある歌だ。
α波が心地よい眠りを誘う「ヒカリノコ」。ゆったりまったりした歌声に思わずまぶたが閉じそうになる。
ダンケ、サンキュー、グラシャス、メルシー…感謝を歌う気持ち…自然に身も心もウキウキしてくる「未来信号」。
愛情を「ぷるるん」という言葉で表しているのだろうか。ハートが揺れて宙に舞い上がりそうな思いが伝わる。
「あうん」の呼吸は腹芸の世界。言葉なしでも伝わるものがあるということ。終わりと始まりがいつも連動している。そこにつながりがある訳だ。
さまざまな音の要素で構成される「ネオリズム」は一番盛り上がりを見せる。宇宙の果てにまできっと歌声は届けられる。
メロディアスで宗教音楽のようなイメージを持つ「輪来(わらい)」。シャーマニズムの祭典の終わりに奏でられる聖歌か経典なのか。般若心経の一説にも似た歌が聞こえる。タイトルはきっと音を同じくする「笑い」にも通じているのだろう。
巫女が呪術を行う中で、そっと微笑み、世界は平和を保っていく…そんなイメージが目に浮かぶ。
テクノロジーがどれだけ進化しても人間の本質は変わらない…そんなメッセージを届けようとするQ[ku:].
スペースシャーマンは地球を浄化するために降臨した。
二人はまさに銀河系を越えた近未来的ミュージシャンであることは間違いない。