収録曲がバラエティに富んでいた前作とはうって変って、
今作は”コンセプト”ありきのアルバム。それがリスナーを
選ぶ可能性もあります。なぜなら、その”コンセプト”が
とにかく重いから。
正直、私はロックにはあまり歌詞の意味は求めていません。
例えば、洋楽ロックで、「歌詞までちゃんと聴いている」と
いう人はあまりいないでしょう。ロック好きにはけっこう
多いと思うのですが、とにかく”サウンド重視!!”という。
そんな私には、今回のモチーフとなったブラック・ダリア事件は
少々重すぎて、どうしても気になってしまうというか…。
突如「チェリーチェリー」のようなPOPな曲も入りますが、
これは別の作品に入れても良かったような…^^;
いや、でもないとあまりにダークなアルバムになってしまうので、
入ってても間違いではないと思いますが。
……と、最初のうちは「なんか惜しいなあ」と思っていたのですが、
なぜか最近、聴いてしまうんですよ。気が付くと。
それはやはり、その「圧倒的なクオリティ」に魅せられているから
でしょう。この人の音楽はずっと一貫しているので、聴いていて
安心出来ます。王道のロック、バラードもしっかり入れてくれて、
コンセプトアルバムといえど、ファンの要望もしっかり入れて
くれているのではないかと思います。
最後にお口直し(?)に爽快なPOPの「20+∞Century Boys」を
入れてくれた辺りも、ニクイですね。
コンセプトアルバムというのは、一回聴いて全貌を理解出来るような
作品ではないと思います。これは前作とは違う意味で、これから
長く付き合える作品になるのではないでしょうか。
聴いてるうちに、そのコンセプトにも触れたくなると思います。
今はとりあえず、ただ単に「音楽のみ」を楽しませていただきます。